春雪 【065/200】
雪が降っています。
いつものこの時期なら「なごり雪」でも聴きたくなるような春雪だけど、今年はなんだか違う感じがします。
静かで、厳かで、忍ぶような音。
感染症の歴史を振り返ってみて、今、世界中で起こっていることを客観的に見て、どれだけ深刻な事態なのか、考えるほどに怖くなります。
トランプ大統領が「私は戦時下の大統領だ」と述べたのは、適切な表現だと言わざるを得ないでしょう。
かつてペストがローマ帝国や14世紀のユーラシア、その後のアメリカ大陸に及ぼした影響。
自然災害や武力衝突と違い、静かに静かに忍び寄ってくるのが疫病の恐ろしさだと、身をもって知ることになるとは。正直、これまで想像したことすらありませんでした。
昨日までの社会が壊れていく。生活がままならなくなる。
いつまでどこまで我慢すればいいのか、まったくわからないことが、最も苦しい。
正しく恐れましょう。
でも、希望を持ちましょう。
危機的状況において希望を持つことの重要性を、歴史が証明しています。
目の前の小さな幸せに笑顔を向けましょう。
笑顔が希望を大きくしてくれる。
時間は常に一方通行で、戻ることはない。
変わるしかないのでしょう。適応していくしかない。
できることをひとりひとりが力を合わせてやっていくしかない。
先人たちが様々な困難を乗り越えて新しい世界をつくってきてくれたように、僕ら世代が、子どもたちのために、新しい世界をつくっていきましょう。
助け合って、声を掛け合って、励まし合って、みんなでがんばりましょう。
また穏やかに桜を楽しめる春が来ることを、信じましょう。
noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。