文字数
「文章が上手くなりたい」、「自分の考えていることをきちんと言葉にしたい」なんていう希望をかなえようと、毎日何かしら書くようにしています。つまりは自分のために書いているのですから、ただ書くだけでも良いわけです。しかしながら、書けば「読んでもらいたい」なんて言う欲が出て、SNSに投稿するわけです。ありがたいことにリアクションも頂けるわけですが、最大の目的は「書く」ことなので、いつの頃からか1000文字を目安にしていました。Wordでデフォルトのフォントサイズ10.5で、改行のところを1行空けると丁度A4で1枚くらいになるからおさまりも良いのです。
しかしながら、投稿を見て頂いている方から「1000文字は多い」とのご指摘を頂きました。確かに読む方からすれば長いんですよね。1000文字にこだわったのは、おさまりがいいのも一つですが、量を書くことが大切だと思ったというところもあります。小学校の頃、読書感想文という課題があり、だいたい「原稿用紙1枚以上」なんて言われるわけですが、全く持って書けないわけです。そんなに書くことないんです。そもそも、本を読むのも嫌だったわけですから、40年も減れば人も変わるものだなと思いますが、そんな記憶が残っていて「量を書く」ことが良いことだ潜在的に思っていたのだと思います。
最近書いていて思うのは、量を増やすのが意外と簡単だということ。意味が分からない言葉を調べるとか、そもそも論で掘り下げてみるなんて言うことをやれば、いくらでも書けるわけです。ですから、長くても、しっかりと内容があれば良いのですが、冗長気味になっているのだと思います。それより難しいのは、いかに簡潔に書くかということでしょう。実は、余計なところを削ぎ落して、分かりやすく伝える方が難しいんですよね。
稲盛和夫氏は「継続は大切だが反復になってはいけない」とおっしゃっています。反復は同じことの繰り返しですが、継続は「今日よりは明日、明日よりは明後日」と常に創意工夫をくり返さなければならないわけです。それを聞いて「毎日書いているけど、反復になっているなぁ」と反省したものですが、だからと言って継続に路線変更できたかと言えば、そうでもありません。読み返し等はしてみるようにしていますが、それをしっかりと直すなんて言う作業はなかなかできずにおりました。
「1000文字は多い」と指摘してくださった方が「6~700字くらいでいいんじゃない?」と言っていたので、それくらいの文章にしていきたいと思います。と、ここまでが1032文字でした。時間のある時に、1000文字を700字くらいにブラッシュアップしてみようと思います。時間が取れなければ、今まで書いたものを奏してみるのも良いかなと思いました。