自民党が裏金問題にけじめ

　自民党は、派閥パーティー収入不記載事件、いわゆる裏金問題の政治的なけじめとして8億円を社会福祉法人に寄付しました。党費などから拠出し、政党交付金は含まれていないそうですが、寄付の決定過程が不透明だとして、党内外で疑問視する声がくすぶっているそうです。石破総理は「けじめがついたかどうかは国民の皆さまが判断すること」と強調したそうですが、いろいろとツッコミどころが満載です。

　寄付した先は「赤い羽根共同募金」で知られる社会福祉法人共同募金会だということですが、今どきだと石川県に寄付するというのが一番良いのかなと思います。詳しくは存じ上げませんが、「赤い羽根共同募金」はちょっとおかしなうわさも聞くのに、よりによってどうしてそこに寄付をするのやらわかりません。

　寄付したお金は「党費など」ということですが、その党費を払っている党員の方々が何か問題を起こしたのでしょうか？問題を起こしたのは党員の極一部の議員なのですから、問題を起こしたとされる方々の自費で寄付をするというなら、誰も文句を言わないと思いますが、真面目にやっている議員や党員は腹立たしいでしょう。

　そもそも、寄付をすることがけじめになるのかといえば、それもどうかと思います。「けじめ」とは、「道徳や規範に従って行動・態度に表す区別。節度ある態度。しきり。」なんていう意味がありますが、寄付するよりも行動で示してほしいものです。お金出せばいいってものではないでしょう。しかも、人の金です。

　そもそも、「まだ裏金やってんの？」って感じです。いつまでこの問題引っ張るつもりでしょう。って、こんな感じのことをモリカケの時にさんざん言ったような気がしますが、今回は自分でやっているのですから訳が分かりません。

　結果として裏金問題を起こしてしまった議員さんは、有権者にしっかりと対応を説明をした上で、前回の衆院選があり、中には自民党から公認を貰えなかった方もいる中で、対応が不十分だった方は落選しているのでしょうから、そこで終わりで良いのではないかと思います。

　何がしたいのやら、訳が分かりません。わざとやってんのかな。