自民党総裁選告示 2

 昨日の続きです。

 立候補したのは届け出順に高市早苗、小林鷹之、林芳正、小泉進次郎、上川陽子、加藤勝信、河野太郎、石破茂、茂木敏充(敬称略)の9人です。前回の総裁選は候補者が4人だったので、割とじっくり会見などを観ましたし、各候補者の本も読みました。いや、河野太郎氏の本はかつて読んだことがあったのでスルーしてしまいました。この時は、本を読むことによって野田聖子氏が好印象になったのですが、本の内容としては圧倒的に高市早苗氏が「総理にふさわしい」と思わせてくれたのをよく覚えています。

 今回、9人ともなると吟味するのも厳しいですね。前回は4名だったので、全員の演説をしっかり見た記憶がありますが、それでも結構大変でした。9人もいると、一堂に会して議論すると言っても、中々議論にならないのではないかと思います。大雑把にしか把握しておりませんが、各候補者政策が多岐にわたっており、上澄みをすくって消去していくしかないでしょう。

 その上澄みで、選択的夫婦別姓の導入と年金支給80歳からと言っている小泉進次郎氏は真っ先に外れます。金融所得課税を掲げる石破茂氏も外れて頂きましょう。河野太郎氏もちょっとなぁ、、、押し通すパワーがあるように見えますが、周囲の意見が取り入れられなそうな気がするので嫌な感じです。国民全員確定申告というのは、現実的なのかどうかは別にして、皆がきちんとやることで税金への意識が高くなり、税金を滞納した時の怖さもよく分かると思うので、アリな気もしています。上川陽子氏は法務大臣のお仕事などで好印象でしたが、外務大臣の答弁などを聞いていると、ちょっとどうかなと思います。ここまでで4名ですね。

 茂木敏充氏は増税せずに経済成長で防衛費などを賄う、3年で結果が出なければ責任を取るということで、おっしゃっていることはイイ感じに聞こえたのですが、何名かの候補者の出馬会見後だったので、後出しじゃんけん感が滲んで見えます。しかも、自分が党執行部として推進してきたことを否定するのですから、まともに受けとめてよいやらわかりません。

 小林鷹之氏は脱派閥、積極財政、憲法改正、政策活動費の透明化と仰っていることは素晴らしいのですが、財務省出身の方が積極財政に舵を切れるのかというところがなんとも言えません。

 林芳正氏はよく分かりません。親中派という印象が強い一方で、官房長官としての応対はしっかりしたものを感じます。しかし、「親中派ではなく知中派」という言葉は、外務大臣就任時にも聞いた言葉で、結局外務大臣時代にそのあたりを払しょくできなかったということではないかと思います。

 あと誰だっけ?加藤勝信氏はコロナ禍で官房長官と厚生労働大臣を歴任しています。夫婦別姓について「家族同姓制度は維持しつつ、旧姓については通称使用にとどめることなく、法律上の姓として使用を認めることもあり得る。」と言っていますが、ちょっとよく分からないです。全体的にあいまいな気がしました。

 長くなっちゃったのですが、高市氏一択です。「サナエあれば憂いなし」

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