補欠選挙告示

 衆議院の東京15区、島根1区、長崎3区補欠選挙が告示となりました。東京15区は前任者の柿沢未途氏が2月1日に議員辞職、島根1区は前任者の細田博之が逝去、長崎3区は1月24日に前任者の谷川弥一氏が議員辞職したことに伴うものです。柿沢氏は江東区長選挙における選挙違反で逮捕、谷川氏は裏金問題によって政治資金規正法違反で略式起訴、どちらも情けない話で、さすがに敗色濃厚と見たのか、どちらの選挙区にも自民党から候補者は出さないようです。

 やっぱり注目してしまうのは東京15区です。日本保守党の初陣として飯山陽氏が立候補を表明、江東区でドブ板を積み上げて来た金沢結衣氏、IR汚職で逮捕された秋元司氏、共産党の小堤東氏も立候補を表明しました。小池百合子氏が国政を狙って出てくるのではとも言われていましたが、都民ファーストの会副代表の乙武洋匡氏が無所属での出馬を表明しました。所属政党があるのに、無所属で出るというのはよくわからない上、自民が推薦するとか、国民民主が推薦するとか様々言われた中で、結局自民党が推薦を見送り、国民民主党が推薦するとなりました。国民民主党の玉木代表には好感を抱いているのですが、どうして小池氏と連携してしまうのやら、なんとも残念です。

 共産党が小堤東氏の立候補を取り下げて、立憲民主党の酒井菜摘氏の支援に回るとしています。泉代表は連合に「協賛との共闘や選挙協力をしない考えは変わっていない」と説明しているのですが、こうなってしまうと支離滅裂も甚だしいですね。これって、本当に立憲民主党が望んでいるのでしょうか。なにやらもう立憲民主党は本当に立憲共産党になるまでに逃がしてもらえないのではないかと思えてきました。そうかと思えば立憲民主党の参議院議員・須藤元気氏が無所属で出馬表明しています。参政党の吉川里奈氏も出馬表明しなんとも混沌とした状態です。

 告示になってみると、他にもNHKから国民を守る党の福永活也氏、つばさの党の根本良輔氏も立候補していました。これで、全員書いたかな?9人も出馬するなんてなかなかないでしょう。乙武氏が知名度では有利と言われていましたが、須藤元気も知名度では負けていないでしょう。秋元氏は正直、「どの面下げて」と言ったところだと思うので、厳しいのではないでしょうか。自民が候補者を出さない中なら、野党第一党が有利なのかもしれませんが、須藤元気氏が出ることで票が割れてしまうようにも見えます。

 そうした中で日本保守党の街頭演説が大変盛り上がっています。これは党員で、それらしい動画等を見ている私だからそう思えてしまうのかもしれませんが、ぜひ頑張ってほしいです。でも、前回の参院選でも、参政党のネット上での盛り上がりは凄かったという印象でしたが、実際の議席は思いのほか取れませんでした。まぁ、「思いのほか」というのは私が思っているだけですから、何の参考にもなりませんが、今回の日本保守党の盛り上がりが実際の投票にどうリンクしてくるのか、楽しみにしております。

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