人間の尊厳を問い直す旅
まだ旅に出て数日ですが、今までの人生ではあり得ないほどの沢山の氣付きを得ることができています。
信用はとっくに失って久しいのですが、いろんな方からの信頼は、ありがたいことにどんどん増えつつあります。
ていうか、丸腰のわたしに向かって、未払金など、脅し透かしが通用しないので、ツケで売ってくれる人は、いってらっしゃいと送り出すしかなかったりするのです。
最初は罪悪感に訴えたりしますよ、水戸黄門における借金取りのチンピラたちの影響なのでしょう。
でも、ツケを許すということは、余剰のお金があってのこと。
一人二人払わないからと言って、そんなことなど織り込み積みなのです。
わたしの口からはそんなことは言うものではもちろんないのはわかっています。
通販の会社にも、ツケが溜まったまま、稼ぐことや絵を売らないでお金を得るなどという暴挙を、認めざるを得ないという、、、
わたしは出発前に、駆け売りをしていただいたお方様たちの全てに、手紙を送りました。
今のわたしにはそうやって誠意を示すしかできませんでした。
真面目に生きてきた人からは浮かびもしない発想と行為でしょう。
もちろん、それが通じないのなら、裁かれることもやむなしです。
よしんば裁きを受けようが、お金は返します、との言葉を自分なりに貫くことしかできません。
そんな芸当もあることを、頭の片隅に入れてても良いかと思います。
あの、わたしはマジで税金を払いません。
義務に見合う働きをしてくれてないと思っているから。
差し押さえは来てますよ。
ゆうちょの通帳の残高数百円が、月末に0円になっています。
義務を果たさないことが罪なら、どうぞしょっぴいてください。
それは流石になさらないので、安心しています。
非常識?結構毛だらけだ!
だって、世の常識ってマスクマンでしょ?
便所から出て手を洗う。
摘んだものが汚いのなら、気の毒でオナゴは抱けんめーもん?
そんなもんですよ。
この間、旅の目的の重要な一つとして、わたしの借家の大家さんにお目にかかるため広島へ行き、無事に目的を果たしました。
わたしの考えなど、ほとんど大家さんには関係ありません。
ましてや旅の目的をや?
それでも、45,000円の滞納は、少し待っていてくれとの旨を伝えても、いつもの調子で、「あーいいですよ」とおっしゃいました。
なーんとなく全てを受け入れてくれているような?
大家さんは、わたしのことを顔も見ることなく、礼金敷金はおろか保証人もなしで一軒家を貸してくれた人です。
全く、親も同然とはこのことでしょう。
それでもお会いする必要がどうしてもあったし、お顔を拝見させていただいて、とてもよかった。
あの。
ネットを賑わせているほとんどの情報は、わたしの日常の前では、本の鼻くそ程度なのです。
明日以降も旅は続きます。
とあるホテルのロビーに、無断で一夜を過ごします。