組織のバイタリティを維持するためには?
今から約100年前、当時の自動車といえば非常に高価な乗り物でした。
これを変えたのが、ヘンリー・フォードです。
それまで自動車は、熟練工が一台一台組み立てていたのですが、彼は自動車をベルトコンベアで移動させて、労働者は流れてきた自動車に部品を取り付けて組み立てるという、分業制を初めて導入しました。
これによって生産速度が飛躍的に上昇し、単純作業をする賃金の安い労働者をたくさん雇うことで、自動車の価格を3分の1以下に下げることにも成功したのです。
しかし、あまりにも単純な作業なので、労働意欲が低下し、離職率は約4倍に跳ね上がってしまいました。
あれから約100年後の現在は、様々な仕事で、すでに効率はある程度突き詰めてしまっていると思います。
これ以上の更なる効率化は、逆効果になる場合が多いのではないでしょうか。
現場の第一線で働く人々に、ある程度の権限を持たせて、やりがいを持って働いてもらうことが、結局は組織のためにもなると思います(^_^)