カバンの中身は〜りんちゃん編〜

しめちゃんと

家にいる時間が増えて、文字を書く時間が1日の割合の多くを占めるようになった。みんなはどんな時間が増えたのかな。

"おうち時間"というパステルカラーの回るおもちゃみたいな言葉が誰もが使う言葉になりつつある。季節の温度を伴って、温かみのある事のようになっているが、それが非常に腹立たしい。

さて、今回高稲文通はテーマを設けてみようという話になった。根が明るくない2人がコンテンツとして楽しく見せるための前向きな姿勢なので大目に見て欲しい。

今回はカバンの中身を紹介する。

高稲文通は私の趣味やコスメなどのコラムを読んでくれたしめちゃんが、声をかけてくれたのがはじまりで、最初は彼女の質問にずばりと私がお答えするみたいなお昼番組のような企画だった。
それを思い出して少しやってみようという高稲文通らしい緩い方針である。
月刊漫画のウルトラDX号みたいな感じに考えてくれると嬉しい。いつもの作者が全然知らないキャラクターを動かしている月刊誌、不思議な気分だったな。

とは言うものこのご時世、荷物背負って出かける事なんて夢物語で、最近は財布を持って郵便局やらスーパーやらにこそこそ出かけるくらいなのだ。
『きっと』『また次に』という言葉を言う事が怖いと、口を塞いでしまう最近。今日あったことが次に出来るなんて保証がどこにもない。360度誰も経験がない。こんなことあるんだ。誰も出し抜こうなんて考えないで欲しいのに今日もどこかで競っている。嫌ですね。

そんなおもちゃのトランクのような夢物語がつまった私の一日朝から用事がある時のカバンの中身を紹介。

飽き性の私は同じ物を長く使い続けるのが苦手だ。なので毎日違うカバンを使っている。
鞄はトートバックが多い。アンティークマーケットで買ったよく知らないIT会社のものから、
展覧会のグッズとかそういうもの。特に長く使っているのは高校生の時に買ったフランシスベーコンの鞄。肩のひもがそろそろ限界を迎えそうで黒が何とも言えない風合いを出している。大事には扱わない長く使いたいカバンの一つだ。

でも夢物語を一つ述べるなら、斜め掛けのボックスバックがほしい。これはもしかしたらただの欲しい物かも、特にギャルソンのが欲しくて画面を眺めている。どうせ幼稚園児みたいに引きずって歩くのだろうが、気にしないのが私の良いところである。

自身のカバンを本当にひっくり返すように出してみて思うのは、割と色ものが多いなということ。汚れるから白を選ばないってこともないし、全体的に擦り傷が多い私の持ち物は、ヴィンテージのものか安くてカラフルな物が多い。手荒でも大丈夫な物だけ。

中でもかかせないのは水筒で、こやつせいで私のカバンはいつだって結構重い。
本当によく水やら、コーヒーやらお茶を飲む人間なんだ 私は。気づいたらペットボトル一本飲み干している。
コーヒー用に一本と、水用に一本、プロテインシェイカーが入っている時もある。
カバンが大きくなるわけだ。
それと、バナナとジップに入ったビタミン剤。
そう何を隠そう私の趣味は筋トレだ。
蓋が閉められない病に近いものを患っているのでよくカバンが水没している。友人に呆れた視線を受ける。私が雑に扱えるカバンを使う一番の理由はこれかもしれない。(ティッシュは箱ティッシュをつぶしたものを持ち歩いている)
見知らぬおばさまにあなたのカバン濡れているわよと言われる選手権があったら一位を独走できる気がしてある。

ポーチはアドベンチャータイムの巾着を使っている。昔から巾着袋が好きだ。
よく汚し洗濯機に放り投げるので、いつも洗剤とお日様のにおいがする。
中身はその日のリップとNU SKINのリップバームを入れている。
マットリップ信仰者だったけど最近はサテンリップがほしいなと考えている。

NARSからGlossierへ

土星から地球へ…

髪型も10代後半は何も言わないと装苑みたいなモードっぽくパツンと切られるのが嫌でせっせと注文していろんな髪型をしてきたけれど、七週半くらいまわっておかっぱが一番似合うじゃないかという心である。
大人への道だ。そのうち片手に大きな団旗をもって自分の中で革命が起きるだろうが、今は停滞を楽しもうと思う。
後はその日の香水と充電器コード、USB、常備薬、インドのスタバのお土産にもらったエコリュック。
香水は土の重い香りか、草の擦れた香りがするものが好き。

財布はもらい物のLouis Vuittonを使っている。カードのポケットが大きくて三回に一回は慌ててばらまくが大きさがちょうどよい。
長くなく、なくしそうになるほど小さくもない。
グラフィックが可愛くて購入したAcneのもあるけど日本札がうまくはいらなくて、海外で使いたいなと思っている。

ノートは無印の文庫本ノートを持ち歩いていて、まあ これも結構な重さである。
もう少し軽いノートがいいなと思っているけれど、私は使う紙すべて廃盤になる呪いがかかっているので攻めあぐねている。

夢物語をあと二つあげるとするならば、
ノートパソコンを買って友人とステッカー交換をしたいし、髪が久しぶりに伸びてきたので、良いブラシを持ち歩いてみたい、リーゼントをなでるように。

私のカバンの中身はこんな感じ、しめちゃんはどうだろう。
二人で読んでみて次回は座談会を開いてみようと思う。
でも、パソコンも持ったらさすがにトートバックじゃ難しいな。重力って何だっけ、と横になりながら考える。外に対して何かユートピア的思想が働いているかも。夏のゆだるような暑さとか、去年当たり前にあったことがもう難しいのね。
ピンクのサングラスも欲しいな。

りんより