ちょっと調べ事をしていたら、チャボくん(ChatGPTのこと。私が勝手に「AIチャットボット」を略して「チャボくん」と呼んでいる)が誤った情報を回答してくれました。
しかもかなり頑固に抵抗してくれたので、参考までに記事にしておきます。音楽大学関係者には、質問した内容にも関心があるかと思います。
こういうこともあるので、AIをそのまま鵜呑みにしてはいけないということですね。やっぱり人工知能まかせではダメで、人間知能もまだまだ頑張らないといけないということです。
結果的には、最初から私がもっていた情報が正しかったのですが、念のため、チャボくんにも聞いてみたのが話の始まりでした。ちょっと長いですが、途中の話に興味のない方は最後の方だけでもお読みください。
ChatGPTに「東京音楽学校に邦楽科が設置されたのはいつか?」と聞いてみたらとんでもないことになった話
聞きたかったのは、「東京音楽学校」における邦楽科の設置についてでしたが、前振りとして「東京音楽学校から東京藝大の設立までの経緯」を聞いてみました。
東京藝術大学における音楽教育と邦楽科の設置について
ここまでは、前振りです。とくに大きな問題はないかと思います。ただ、二つ目の質問で、聞いてもいないのに日本の伝統音楽のことを回答してきたのには、こちらの心を読まれているのでは?と、一瞬ちょっとびっくりしました。
東京音楽学校に邦楽科が作られたのはいつだ?
ようやく、本題です。
ここで、「えっ!」となりました。
東京音楽学校ができたのが1887年ですから、その前年に、まだ存在しないはずの「東京音楽学校」に「邦楽科」が設置されたというのですから、「ええ〜っ!」でした。
私の認識が根本的に誤っていたのか!!と、我を疑いました。
しかも、校長も知らない人。フェリックス・エドワード・フェユールって誰だ?
しかも、チャボくん! 後半の回答は「自信満々!」です。ちなみに、上の引用の太線部分は全て誤りです!
ということで、ここは権威を借りて、東京藝術大学の公式サイトにはこう書いてあるぞ!と聞いてみました。
なんと! チャボくん! 「誤りです。」と言い切ったではないか!
しかも、「東京藝術大学の公式サイトにもそう書いてあるから、ちゃんと見ろよ!」と私を挑発してきました。
「情報が混同された」だと! 混同してるのはどっちだ!と、私も挑発に乗ることにしました。