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ビートルズ "Only A Northern Song"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 31回目、今日の楽曲は...

アルバム YELLOW SUBMARINE A面 2曲目 "Only A Northern Song"

サウンド:★★★
メロディ:★☆
リズム :★★★☆
アレンジ:★★☆
第一印象:★
スルメ度:★
独創性 :★★★
演奏性 :★★

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

ジョージの曲。イントロのオルガン・サウンドが印象的であり、ドラムの入りかたもサイケしていてカッコいい。そしてベースの音も、8分音符でランニング・ベースのように淡々と弾いているも、ちょっとモタリ気味ではあるがスピード感も醸し出しているという、不思議な感覚がある。

ボーカルラインは、ジョージお得意のシンコペーションの連続である。このようなフレーズは、Here Comes The Sun や If I Needed Someone などにもみられ、ジョージ作品の典型的なパターンのひとつでもある。しかし、この曲はやたらとトランペットとグロッケンのアドリブというか、ノイズのようなフレーズがちりばめられ、ちょっとうっとおしい感じがする。

意表を突くのはそれだけでなく、拍子も 2/4 や 6/8 が入ってリズムもなかなか厄介である。特にイントロのドラムは、普通に拍の頭をとるとメロに入ったところで半拍ずれてしまう。彼等はよくこのような半拍ずれを思わせるトリックをよく使う。このトリックは古くは I Want To Hold Your Hand のイントロにも見られる。

最後のほうになると、フェードアウトしながらいろいろな音が入り乱れ、なにやらアドリブで何か言っているようだが意味不明。音楽的にはさほど難解なことはしていないが、やはりサイケデリック調のサウンド色が濃く、どのような意図でこのようなサウンド・アプローチをとったのか、こちらの解釈の方が難解である。

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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