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ビートルズ "She Came In Through The Bathroom Window"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 25回目、今日の楽曲は...

アルバム ABBEY ROAD B面 7曲目 "She Came In Through The Bathroom Window"

サウンド:★★★★
メロディ:★★★★☆
リズム :★★★★☆
アレンジ:★★★★
第一印象:★★★
スルメ度:★★★☆
独創性 :★★★★
演奏性 :★★★★☆

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

直前の曲 Polythene Pam と連続する形となっており、実質同一曲とみなしてもよいと思う。断続気味に入るアコースティック・ギターのストロークが、なかなかのワイルド感を出している。リンゴのドラムが、16ビート基調でゆったりとしたリズムというのも珍しく、ポップ色の濃いロックナンバーである。ポールのベースが 4分音符でのランニングベースとなっていて、これもまた軽快である。

メロの "She came in ..." のボーカルが、16分音符のシンコペーションを巧みに用いた、非常にノリのよいリズムとなっている。ここのコードはAで始まって D→Dsus4→D→A... とシンプルな進行になってるが、サビ "Didn't anybody ..." からは Dm と雰囲気が変わり、その後は A→Dm→G→C→G→C→A と、キーがAメジャーにしてはやや特殊なコード進行を持っている。

ボーカル面では、コーラスが地味に多用されていてけっこういい味を出している。また、ジョージが始終弾いているギターのオブリガードが印象的で、こちらも聞いていてなかなか気持ちがよい。ライブでこの曲を演奏するとしたら、前曲の Polythene Pam に続いてメドレーでやるのがカッコいいと思う。この曲でメドレーは一旦終了する。

しかし、曲タイトルの長いこと。noteのサムネ見出しからはみ出てしまって、一見、よくわからない見出し文になっている。まぁ、別のアルバムにはさらに長いタイトルの曲もあるわけで、その時はどうなることやら。(ヒント:猿)

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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