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ビートルズ "Dig It"、私が感じ取った曲の印象

ビートルズの楽曲ひとつひとつについて、私が感じたことをベースに、8項目の音楽的視点からポイント評価したコンテンツを公開しています。最後のアルバム LET IT BE から順に過去へさかのぼって、1曲づつ投稿しています。

第 5回目、今日の楽曲は...

アルバム LET IT BE A面 5曲目 "Dig It"

サウンド:★★★
メロディ:★☆
リズム :★
アレンジ:★★
第一印象:★★
スルメ度:★☆
独創性 :★★
演奏性 :★★★★★

<★ ... 1点 ☆ ... 0.5点、5点満点、各項目の解説は最後にあり>

収録時間が1分も満たない短い曲であるが、もともとは10分にも及ぶ長いセッション・プレイであり、レコードに収録されているのはそのごく一部である。というわけでこの曲はひとつの完成された曲というより、その場でできてしまったセッションの記録と言った方がよいだろう。

使用コードも Bb→F→Bb→C のくり返しであるし、歌詞もあまり意味がなさそうな断片的な寄せ集めといった感じである。演奏もベース、ピアノはひたすらコードを弾き、ドラムはフィルも入れずに淡々と3拍子を刻むという、超シンプルなアレンジである。ちなみにジョンは 6弦ベースをギターのようにコード弾きをしている。オルガンはビリー・プレストン。

ボーカルもメロディになっているのか分からないような、歌と語りの中間みたいな感じに仕上がっている。このアルバムではレコーディングの合間の喋りもいたるところで収録されているが、この曲の最後にもジョンが子供の声で次の曲 Let It Be をさり気なく紹介しているのがなんともおかしい。

あくまで曲の印象を具体的に表現するための手段です。曲をランク付けする意図はありません。


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