もうひとつの愛の形

愛し方を知らないのは
子ども時代に誰からも
愛情を受けたことがないから

教えてあげるも何も
その概念がないのだから
徒労に終わるとわかってる

ならばそのままの姿を
せめて大切にしよう
毎朝生まれる虚しさを
もうひとつの愛の形としよう

少なくとも恐怖は抱いていない
ならばそれで良しとしよう
もうひとつの愛の形を
少しずつ増やしていけばいい
悪いことがもう二度と
起こらないように



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