餞にこの歌を

眠っているのですか
旅に出ると聞いて訪ねてきました
ここは静かなところですね
ホントにいい日になりました
こうしてあなたに逢えたのだから

夢をみてるのですか
幼い頃に却っているのでしょう
昨日までの嵐は過ぎて
ホントにいい日になりました
こうしてまた逢えたのだから

餞にこの歌を贈ります
あなたが愛した故郷の景色は
決して変わることはないでしょう

新しい暮らしを選んでも
あなたが残したものは
決して色褪せはしないでしょう

今頃は船の上でしょうか
旅先からの便りを待ちます
ホントに行ってしまったのですね
この次はいつ逢えるのでしょう

いつ逢えるのでしょう
餞にこの歌を贈ります