氷のような静寂

またそうやって
氷のような沈黙を
私に向けるのね
手を伸ばせば簡単に
触れられる距離にいるのに
こんなにもあなたは遠い

必要とされてないことを
氷のような静寂が
私に教えてくれる
幾ら叫んでみても
鉄の扉に遮られる
こんなにもあなたが遠い

いま繋ぎ止めておかないと
あなたとの接点は消えてしまう
蝋燭の火のように儚く

誰よりも多くの時間を
一緒に過ごしたのに
こんなにもあなたは遠い






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