やけのヤンパチ
啖呵売の一席。
去年の年末、ひたすらに寅さんの啖呵売りを覚えた日々が懐かしい。
さぁ、もうこうなったらやけだ!
やけのやんパチ、日焼けのなすび。
色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないときたぁっ。
ねぇッ。四谷赤坂麹町、ちゃらちゃら流れる御茶ノ水・・・
特技はと聞かれたら、どや顔で披露したいです。
さて、なすびといいますと。
ねぇ。
美味い季節がもうすぐそこに。
以前紹介いたしましたお浸しのレシピをちとアレンジいたしまして、夏の夜長にいただきたい一品のご紹介。
さて本日は、「水茄子」「生姜」「基本のお出汁」「醤油」「塩」をご用意くださいまし。
材料
水茄子 お好みの量
生姜 ひとかけ~お好きな量
基本のお出汁 茄子が浸るくらい
ゼラチン 適量
醤油 お浸しの作り方を参照
塩 適量
作り方
1、お浸しの復習
復習を兼ねまして、お浸しのお出汁を作りましょう。
「基本のお浸し」をご参照くださいまし。さらにそのお出汁を以下のように分けます。
⑴1/3は、ゼラチンをいれじゅれ用に。
⑵2/3は、生姜の千切りを入れて粗熱をとりましょう。
2、ひと手間で清涼感がアップする
ご用意いたしましたお出汁を1/3ほど取り分け、ゼラチンをといてゆきます。、ゼラチンの量は分量を確認しながら調整してくださいまし!しっかり溶けたら、別皿にうつして冷蔵庫へ。
冷えたら、フォークでジュレにしていきましょう。
3、お茄子のカットはどうしましょ
手でざっくりさくか。はたまた薄切りにするかによって食感がかわります。
4、鮮やかなあなたが好きよ
今回は生でゆきたいのですが、このままだとアクを少し感じます。
お塩をはらりとまぶして塩もみを。少ししんなり、さらには鮮やかな紫色が美しいお茄子にうっとりいたしましょう。
5、豪華共演
先ほどのジュレと、お浸しの出汁を合わせます。なんとも贅沢な豪華共演だ!さらにはお茄子を投入いたしまして、一晩ほどなじませましょう。
以上。
今日のツボ
・お浸しのおさらい
・ジュレをつくろう
・お茄子の大きさよ
・鮮やかなあなたに惚れちゃうよ
・豪華共演を楽しみましょう
いつの日か、お客さんから
「昔は上野とかに寅さんみたいにたたき売りやってる人がいたのよ」
なんて話を聞いたことがありました。
なんとも贅沢な想い出なのだろうと、親指を加えて想いを馳せました。
今は路上でたたき売りをしたらつかまっちゃうのかしら?
ちょっと挑戦してみたいなと思う宵でございます。
お後がよろしいようで。
食べたいものをつくる人 高橋 拝。