お寝間ゆかたと日本酒
家で呑むならお寝間着ゆかたの一席。
数カ月ぶりに、焼き菓子界のソルジャーと密会。ノットさん密。
ここぞとばかりに、パジャマを新調しようと目論む。
うさちゃんがドーンとプリントされたものか、はたまた綿100%か、プリキュアか、などとネットサーフィンをすすめていたところ雷に打たれる。
「お寝間着ゆかた」
すぐさまポチッと、袖を通して震えた。
さらには、寅さんにもでてきていて小鹿になった。
最高だな。
お洒落なピアノの曲からはじまり、気づけば日本酒と肴がずらり。
なぜかモルダウと大地讃頌を経由いたしまして、着地点は70年代の歌謡曲だった。
毎度おなじみ、仏壇用の蝋燭を灯し、ほろ苦い番茶で炊いた鶏肉を一口。くいっと日本酒を一口。
お寝間着ゆかたと日本酒の相性が最高で、日本酒と鶏肉の番茶煮の相性が最&高でございました。
全力で皆々様におすすめしたいです。
さて本日は、「鶏肉」「塩コショウ」「濃い番茶」「お醤油」「砂糖」「みりん」「半熟たまご」「ねぎ」をご用意くださいまし。
材料
鶏肉 1枚
塩コショウ
濃い番茶 鶏肉が浸るくらい
お醤油 スプーン5くらい
砂糖 スプーン0.5〜1くらい
みりん スプーン2くらい
たまご 1個
ねぎ 10cmくらい
作り方
1、下味の大切さ
何度も申しておりますゆえ割愛。鶏肉に下味を!
2、濃~い番茶が怖い
本日こさえます番茶煮。好みにもよりますが苦みがよいアクセントになりますゆえ、濃くひいてあげるのがよろしいかと。大人な味わいに仕上げてまいりましょう。
3、パリッと焼き目を
下味をつけました鶏肉を、パリッと焼いてゆきましょう。
まずは皮目から強火で表面がこんがり色づくくらい。ひっくり返してさらにこんがり焼き目をつけます。
4、番茶と旨みのフュージョン
先ほどの番茶に鶏肉、さらにはお葱をドボン。弱火でフツフツ炊いてゆきます。
次第に鶏肉のうまみが番茶とフュージョン!
5、醤油でキメて、砂糖で甘やかす、みりんは照りを!
お味を整えるターン。
まずは醤油でベースの味を決めましょう。少し煮込んでまいりますゆえ、ちょうどよいかなくらいの味付けがおすすめでございます。
お次は砂糖。こちらはお好みの甘みを足しまして、みりんはちょろりと垂らして照りをつけましょう。
6、フツフツ炊きます
煮込みすぎるとお肉がぎゅーっと固くなる。ゆえに、弱火で落し蓋をしながらフツフツ煮込んでまいりましょう。
7、粗熱よららばい
煮物は、冷めるときに味がしみゆきます。温度がググンとさがりましたら、半熟卵を投入いたしまして煮卵をつくりましょう。
8、食べやすい大きさ
鶏肉を一口大にカットいたしまして、つまみやすいようにしてあげるとよし。
以上。
今日のツボ
・下味の重要性
・濃いお茶が怖い
・苦みと旨みのフュージョン
・整える前に役割分担をチェック
・炊きすぎない、なぜなら固くなるから
・冷めるときに染み込むのよ
お寝間着ゆかたに、どはまりしそうな予感。
家の中で旅館に来た気分になれて得した気分である。
ベランダで線香花火でもしたいもんだ。
今年は風鈴をゲットしたく、近所の着物屋にて新調しようと思います。
お後がよろしいようで。
食べたいものをつくる人 高橋 拝。
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