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美味いの近道。
どんなレシピも、携帯ひとつで手に入るこのご時世。
ありがたいことに、料理家さんのレシピをはじめ、主婦の知恵がギュギュッと詰まったレシピなど、そりゃもうありすぎて逆に選べないのは私だけですか?
さて、今日の一席は「うまいの近道」について。
分量が明確じゃないとつくれないし不安とか。
分量通りにつくったけど味が薄い!濃い!WHY?
なんて経験をした方も多いのではないでしょうか。
あとは、こんな風につくらなきゃダメとか、毎日台所に立たなきゃ、
この食材を使うときは〇〇しなきゃ!なんていう固定概念で、辛くなっちゃったなんていう話もちらほら聞きます。
そんなあなたへ、大丈夫。
"美味しきゃいいのよ。"
味の正解は自分にしかないじゃない。
気楽に台所に立っていると、自然にうまいものがつくれるようになるものだと思っております。
まずは、失敗も含めて楽しんでほしいのです。
近道のコツは、"新鮮で旬な食材"や"ちょっとだけいい調味料"をつかってみること。
あとは、”ちょっぴり手間をかける”こと。
たとえば、お出汁をひく。
思っているよりも簡単なのと、なんせ味噌汁が劇的にうまくなる。
少し調味料を足して、お浸し、お茶漬け、和出汁のピクルスだってできてしまうなんて、あらすごい!
これだけで、レパートリーがぐーんっと広がっちゃった。
それでもって、ツヤツヤ、ほかほかのごはんも炊けてしまうとなれば、そりゃもう無敵だなぁ。
以降、そんなワクワクが広がるコツやレシピをお届けします。
<今日のつぼ>
・気楽にいこうぜ美味きゃいいのさ
・食材を意識する
・少しいい調味料を揃える
・ちょっぴり手間をかけてみる
・食べる人を想ってみる
)今日の小噺
私は分量を計って料理をするのがとんでもなく苦手な人。
お店で仕込みをしているときも
「茹で加減はこれくらい。これとこれをこんな感じの分量で合わせて混ぜてね。」
みたいな、なんとも横着な指示をだしている暴君です。
理由を問われると感覚人間かよ!とツッコミが上がりそうなのですが、「レシピを共有してもおいしくなるとは限らない」からそうしています。
その時によって、野菜の大きさや太さ。水加減に固さなんてまちまちだし、もっというと、冬と夏ではたべたい味付けが若干違ってくると思っているので、レシピはあくまで補助。というのが私の持論です。
ある程度の指針やこのくらいの分量だよ、みたいなのはあるのですが、まずは食べる人のことを想ってお料理することが大切な気がしています。
うちのばあちゃんは歯が弱いから、小さく切って柔らかめに野菜を茹でよう。
恋人は咀嚼大好き人間だから、ちょっと固めに茹でてやろう。とか。
腹が立つからちょっとイタズラで、むちゃくちゃ固い野菜を入れてもりつけてやろう、しめしめ。みたいなこともできちゃうかも。
食べる人を想像すると、それまたぐっと美味しい近道ができる気がします。
お後がよろしいようで。
ごはんや今日 高橋 拝