
このネーミングセンス。
我ながら天晴れなネーミングだねぇ、な一席。
夜のお店にきたことあったら見覚えのあるメニューに違いない。
「焼き豚にパクチーパクチー」。
梅酢を隠し味にパクチーどーんっと(写真なんて比じゃないです)のせて、はい、召し上がれ!と出していた定番メニューですね。
レシピ教えていいのかよぅと思うけど、大丈夫だぁっ。
皆様がつくれるようになったらならそれはそれで嬉しいし(お店来なくなっちゃたら悲しいけどね)、私はもっとうまいのをこさえればいい話だと、俄然ポジティブです。
さっ、ついてこれるかな?今日は手加減なしで参ります。
「豚ブロック」に「梅酢」。「醤油」「酒」「みりん」「五香粉か八角」「薬味」と「端野菜」をご用意くださいまし。
材料
▼焼き豚
豚肉ブロック(お好きな部位) 300〜400gくらい
●味付け●
酒・水 半々(肉が8割つかるくらい)
ザラメ スプーン1〜0.5
醤油 スプーン2
梅酢 スプーン2
ニンニク 一欠片
生姜 ニンニクと同量
人参 1/4くらい
ネギの青い部分 適量
五香粉(または八角) 適量
●飾り●
パクチー お好きなだけ
作り方
1、豚肉にタコ糸を(普通の糸ではダメ)
お気づきだろうか。私は最高の横着をして初めて裁縫用の糸でやったが、あとで取るときにエライ目にあった。悪いお手本ここにあり。
皆様はタコ糸を巻きつけましょう。
2、下味と酒を馴染ませる
塩胡椒を前面にふり、酒を少量でいいのでパシャパシャふりかけ5〜10分放置しましょう。
3、焼きます!焼きます!
こんがり美味しそうな焼き目をつけます。(全面)
3、脂は丁寧にとりましょう
いつもは豚肩でやることが多いのですが、今回は自宅にあったバラにて。脂が出るため必ず拭き取ってくださいまし。お野菜から出るアクと同様、雑味の原因になるものですよ。
4、酒と水のハーフ&ハーフ
「酒は呑んでも飲まれるな。たくさん飲むならお水も一緒に飲むべし」そんなゴロで覚えたら忘れないでしょうっ。だいたいお肉の7割くらいを目安に、酒と水をハーフ&ハーフくらい投入します。
5、捨て野菜もお忘れなく
ここでのポイントは、玉ねぎではなく「長ネギ」をつかうこと。玉ねぎだと甘くなりすぎちゃいますからご注意あそばせ。人参、生姜、ニンニクもいれます。
6、酒をそりゃもうボッコボコにしてアルコールを飛ばす
ここでアルコールをしっかり飛ばさないと、完成したときに「?」となること間違いなし。強火で数分、ボッコボコとアルコールを飛ばします。
7、ザラメを投入して5分くらい煮る
そのまんまの意。火はとろ火くらい。
8、味つけ
ここからさらにに飛ばすことを想像しましょう。スタートからしょっぱかったら、に飛ばしたらどうなるか?ねぇ、ゾッとしますね。弱気にいって薄かったら、醤油をかけて食べればいいさ!それくらい気楽に参りましょう。
ご自宅にある調味料は各家庭それぞれ違います。まずは私のレシピはもたれかかる程度に、自分の舌を信じながら味を整えてみてください。
コツは醤油も梅酢もしょっぱい。そしてここからさらに味が濃くなるよということです。
9、魔法の粉をば振りかける
私は五香粉を魔法の粉と呼んでいる。振りかけると一気に本格感がますので、ちょっと得意げになっちゃいます。
10、片面ずつ煮る
グツグツとおとし蓋をして各面15分くらいずつ煮てゆきます。
11、一晩寝かせる
密封袋へ、肉と汁をいれて冷蔵庫へ。一晩寝かせて味を馴染ませます。
12、肉はカット、煮汁は煮つめる。野菜もしっかり取っておく
肉はお好みの薄さにカット。煮汁は写真くらい煮つめてタレとして用意しておきます。煮込んでいた野菜は捨てずに、次の日のカレーの具としてつかったり、コロッケにいれてもよし。二度美味しい。
13、お待ちかねのパクチータイム
これでもかと、パクチーを盛っちゃってください。嫌いな方はネギでもいいっすね。まずはタレをかけてから、薬味。この順番はお忘れなく。
以上。
今日のコツ
・裁縫糸はやめておこう
・下味大切
・焼いた後の脂は雑味の原因に
・酒はボッコボコにとばすこと
・味つけは、イメージを大切に
・魔法の粉でyou can fly
・ヒトバンネカセル
ひっさしぶりに、ビール片手にこの一品をつくりました。
うまいな。
さらには、BGM「どしゃ降り」。ライティング「雷」なんて、なかなか乙なですねぇ、しびれるなぁ、、、。
(追伸)
センジツノコト
ワガイモウト、チョウナンヲシュッサン!
シアワセノオスソワケ
お後がよろしいようで。
食べたいものをつくる人 高橋 拝。