![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/52528340/rectangle_large_type_2_1733841c3adb4fbc0a1874966ca50f0b.jpeg?width=1200)
Photo by
qutakuta
季節は巡る(自選短歌)
一度着たあったかインナー脱ぎ捨てて
春どまんなかへ駆け出していけ
・
我が家でも開花宣言いたします
ユスラウメの下おやつをつまむ
・
あれっまだ寒くなるんだ?ダウンとか片付けちゃったよ
春よこいこい
・
箱ティッシュ2個を鞄に詰め込んで
いざゆけ誇りたかきカフナー
・
今日寒い?と思っていたら
Vネックのあったかインナー前後逆だった
(首筋ガードし隊)
・
ばあばの春一年生を送り出し
ちゃんと行けたか?帰って来れるか?
・
桜から桜へスタンプラリーして
のんびり帰る春の夕暮れ
・
甘藍(かんらん)を育てているのか
青虫を育てているのかわからぬ畑
・
川底の泥をゆらりとかき混ぜて
親亀子亀泳ぎ始める
・
軒下にフキの若葉の生え始め
コロボックルもいるんじゃないか
・
咲く桜散りゆく桜は葉桜へ
置いてかないでよ待ってよ桜
・
ぱっつんと枝切り落とした街路樹に
ちょこちょこ生える新芽眩しく
・
太陽に透かしてみれば若葉にも
もえる血潮のあかくながれる
・
いつまでも日が暮れなくて
寄り道が遠くなりすぎて日はもう落ちて
ーーーーーーーー
歌を詠むのは楽しいんだけど、
選んで並べるってのは難しい。
悩んで迷って一周回って意味分からんくなる←イマココ
なーんてモタモタしてたら梅雨入りしちゃったよ。
季節の変わり目の、行きつ戻りつ、揺らぐ感じが好きなのよってことで。ちゃんと表現できてるんだろうか…
来年か再来年の自分は、もっといい感じに並べてくれる気がする。
よろしく未来の私!何やってんだよ〜ってバカにしないでね(笑)