見出し画像

地元の小学校が廃校になるので撮影してきました

皆様お盆休みをいかがお過ごしでしたか。

地域によっては地震や台風が来たり、猛暑の夏となっております。まだまだ残暑もありますので、皆様はご健康にお過ごしできるようお祈りしております。

私はと言えば、今年のお盆は、家族を連れて私の実家に帰省しました。コロナ等もあり、なんだかんだ子供を実家につれていくのは初めてでした。子供も久しぶりに会うおじいちゃん、おばあちゃんに興奮しており、良い帰省になったと思っています。この辺の話は、別途notenにしようかと思います。

花火も一緒にやれて、楽しかったね

さて実家を離れてかなり経つので地元情報は殆ど知らなかったのですが、どうやら出身の小中学校の統廃合が決まっているらしい事を知りました。

小中学校というのは義務教育という期間であり、自分という人間を形成するにあたり非常に大きな役割を果たす場所です。私も9年間、学校で様々な事を学び、経験して、今の自分があると思っています。

そんな小中学校が廃校になるのですから、【記録として残したい】と思うのは写真家としての常です(※) 。
今回許可をいただき、地元小学校の記録としての写真を撮影してまいりました。その記録写真達になります。

子供も一緒にかけあがってきました。暑い中、妻と子供には迷惑かける撮影でした。
教室の机と椅子。小学校の机の高さが違うの風景だけで泣きそうです。
昔は飽きるほど見ていた放送用のスピーカーが、なぜか近くに見えました。
張り出した掲示物は剥がれても、その痕跡は消えないものですよね。
黒板は令和の時代も現役のようです。ただ、エアコンは各部屋に設置されていました。
小学校のカーテン越しの柔らかい光は、一番ノスタルジアを感じさせます。
ここにある本達は、おそらく私が現役時代にも読んだことでしょう。
私は水洗い場といえば絵の具を流す場所としての記憶が大きいです。
多くの生徒に役割を果たしてきたピアノ用の椅子。塗装の剥げ方は歴史の重み。
理科室の「触れたくない」感は、20年以上経っても変わりませんでした(笑)
冷静に考えれば塩酸等の特化物も扱うので、薬品保管等非常に重要な観点を持つ職場に思えます。
ミトコンドリアの観察用でしょうか。
ずこう室。私は図工が好きだったので、この部屋も非常に楽しい思い出の場所でした。
扇風機の味わい深さと、版画のカレンダーに心奪われます。
私の代は、こういった記念品の製作はしませんでした。
でも、こうやって廃校になると、こういうのを作っておきたかったなぁと思ったり。
プールの中は入っておりませんが、昔と違って夏休みのプール開放もしてないようです。
体育館の壇上より。体育館は、今も昔も広く感じました。
アスレチックブースは、過去にあった遊具が撤去されており、土管山もかなり削れていました。
かつて見上げた校舎の屋上は、今も昔も変わらないのかもしれません。

おわりに

今回、偶然居合わせた教頭先生に許可を得て、学校内を撮影およびSNSへの掲載させていただきました。撮影の許可をいただき、ありがとうございました。

それにしても、これで自分のルーツとなる小学校、中学校は校舎がなくなります。ちなみに高校と、大学の研究室は名前がなくなってます。

特に小中学校は先生の負担低減や、少子化の煽りがあるため仕方がないところもありますが、なかなかやるせないもんですね。少し悲しい気持ちになりました。

今回突然の訪問で、機材もスマホ+R-D1sという機材達だったので、もう少しきちんと機材を用意していけばよかったと後悔しています。
今度はまたきちんとアポを取った上で撮影させていただこうと思いますし、次は中学校も撮影させていただき、きちんとした形に残していきたいと考えています。

ではでは。そんなところで。



(※)noteをご覧いただいている皆様は、私のことを【自作カメラばかり作っている人間】という認識だと思いますが(それはそれで間違ってないのですが)、私個人としてはドキュメンタリーとして、【残すべき姿】を追い求める写真家でもあると自負しています。普段はなかなかSNSにアップできないものが多いので、自作関係が多くなることはご了承いただきたい部分もあります(汗

この記事が参加している募集

自作で機材作ったり、展示物のギミック作るとお金かかるんです…。ストレスで甘いもの食べまくるから…。そんなわけで、俺に少しでも甘いもの食べてもらいたいって人はよろしくお願いします!