コミュニケーション学問について
学生時代に「コミュニケーション学問」を学んだことがあり、どんなことを学べたかについてと、学んで良かったことについて書きます。
■前提として
少し補足すると、僕が学んだのは「異文化コミュニケーション学」であり、その中でも特に日本人とアメリカ人の文化を取りあげる授業が多かった印象です。元々は英米語学科だったのでコミュニケーション学として学位を取得した訳ではなく、またこれから話していくのは授業の記憶と自分の経験を交えての内容になるのであくまで個人の考えとなります。話す内容に学術的根拠や引用する論文・研究はありません。万が一何かを引用する場合は引用元を記述します。専門的に詳しい話ができる訳ではありませんが、それでも誰かのヒントになったり何かを学べたりできたら良いなと思って書きます!わかる範囲のことは噛み砕いて、専門的よりかは比較的簡単な表現で伝えることはできると思います。学問って思った以上に広くて深いですよね…笑
■どんなことを学んだか
簡単に説明すると以下のようなことを学びました。
・なぜコミュニケーション学問というものが始まったか、必要になったか
・コミュニケーションとは何か、要素やプロセス
・日本とアメリカの文化の違いとは何か
・円滑にコミュニケーションを行うにはどうしたら良いか
まとめて全てを書くことはできませんが、日常の何かが上記のようなことに繋がった時に絡めて書いていければと思います。例えば以前書いたこちらの note のような感じです!コミュニケーションの観点を交えています。
なんの繋がりもなく知識を書くだけであれば自分よりももっと専門的な人はたくさんいるので、自分の体験に基づく考えを書いた方が独自の内容になると思っています。わからない点、もっと知りたい点、逆に専門的な観点で補足する点がある場合はぜひコメントで教えていただけると嬉しいです!今回は特に繋がりのあることではなく、そもそもコミュニケーション学問を学んで良かった点を書いていきます。
■学んで良かったと思うこと
コミュニケーション学問を学んで良かったことは以下の2点です。
もっとあるかもしれませんが思いついたらまた別の時に書きます。
・環境や職業に関わらず一生使うものを学べたということ
・問題を切り分けられるようになったということ
<環境や職業に関わらず一生使うものを学べたということ>
コミュニケーションは時間と場所を選びません。生まれた瞬間からコミュニケーションは始まり、死ぬまで絶えず続きます。もっと言ってしまうと、生まれる前、お母さんのお腹の中にいる時にも自分の存在は周りに影響を与えます。また亡くなった後も、遺族が時々思い返すように自分以外の人が自分のことを感じることはあります。自分からは発信しない、他の誰かからの「一方的なコミュニケーション」というものがあります。青春の「片思い」もそのひとつでしょうか。要するにコミュニケーションはずっと必要になるということです。学んだ時間は大学の4年間のうちのさらに少ない時間ですが、一生必要となるものを捉え、考えるきっかけになったということは非常にありがたいと感じました。
一生の全てに使えるということはほぼ「場所を選ばない」ということと同じになってしまいますが、念のため場所に関しても述べておきます。僕は大学を卒業した後、一度接客業で働いてから今のエンジニア職に転職しましたが、改めてコミュニケーションが場所を選ばないということを感じました。接客業からデスクワークに変わる時、コミュニケーションにおける知識を使う量が減るかと思いましたがそんなことはありませんでした。今考えると当たり前のことですが、仕事をする時にはまず誰かから教わり、いずれは他の人に教えます。依頼内容をきちんと受け取り、依頼内容に沿ったアウトプットをする。不明点がある場合はヒアリングする。チームを作ってみんなでプロジェクトを進めていく。さらにその中では「人とトラブルなく円滑に行う」ということが必要になります。コミュニケーションを使わない訳がありません。アウトプットする内容は違っても、自分の学んだことは活かせていると思います。
少し余談ですが、エンジニア職を「文系だから、接客しかやったことないから」という理由だけで転職を踏みとどまっている方がいらっしゃったらぜひチャレンジしてみてください。もちろん技術的なことは学んでいく必要はありますが、学ぶのはどこでも同じです。どんな環境でどんな人とどんな仕事をしてどんな稼ぎをして…目的は「それが自分が納得できるか、ハッピーかどうか」だと思います。自分がハッピーになれるなら、多少のことでも頑張れちゃうと思います。転職を勧めているのではなく、やらない理由を作ってしまうのがもったいないということです。もちろん、接客業を離れた今でもいろんな場所で素敵な接客をする人を見て感動します。その人が力を発揮できる場所は必ずあります。
話を戻しますが、仕事だけでなくプライベートでも同じですよね。コミュニケーションという、環境や場所に依存せずに使い考え続けることを学べたということは良かったなと感じています。
<問題を切り分けられるようになったということ>
これは、問題を切り分けられるようになったことで自分の精神や気持ち的に楽になったことを指します。コミュニケーション能力という言葉が本当に様々な場所で聞くようになりましたが、コミュニケーション能力を伸ばす時にはコミュニケーションのどこに問題があるのかを切り分ける必要があると思います。
誰かとコミュニケーション上でトラブルが発生してしまった場合に「自分が悪いから、コミ力が無いから」と、自分全体やコミュニケーション全体をまるっと否定してしまうと気持ち的にかなり負担になるのではないでしょうか。
コミュニケーションのプロセスにはいくつか要素があります。例えば相手のメッセージを受け取る・自分でメッセージを発信するという要素の間にも「フィードバック」という要素があります。話している時の相手の頷きや「うん、ええ、はい、なるほど」などの言葉、視線、呼吸、メモをとっているかどうか…というのがフィードバックにあたります。フィードバックが無いと、話し手はきちんと伝わっていないと感じて同じ言葉を繰り返したり、伝え方を変えたり、話題自体を変えてしまうかもしれません。自分が聞き手の時にはきちんとフィードバックを相手に送っているのか、逆に話し手の時には相手のフィードバックによって話の方向を柔軟に変えることができるのかということもコミュニケーションで大切なポイントになります。
フィードバックはひとつの例ですが、コミュニケーションでも細かくするといくつかの要素に分けられるということを知れれば、トラブルの元がわかるかもしれません。上でお伝えしたように、僕はできるかできないか、コミ力を伸ばすか伸ばさないかということよりも、問題を大きく捉えるのではなく細かく捉えられることで気持ち的に楽になれるということを言いたいのです。僕ももちろん今でも自分が原因でコミュニケーション上でトラブルを発生させてしまうことはありますが、どこに問題があったのかを考える時のヒントとしてかなり役立っています。「どうしたら良いかわからない」のが一番の不安材料になるので、そこを解消できるだけでもストレスは減るのではないでしょうか。問題を切り分けるヒントを学べたのは良かったと思っています。
■さいごに
コミュニケーション学問を学んで良かったことを書きました。自分もまだまだ成長途中なのでこれからも学び考え続けますが、こうして学んだことを共有し、誰かの直接的な問題の解決に繋がらなくても気持ち的に少し楽になるきっかけになると良いなと思いました。コミュニケーションを考える良いエピソードがあればぜひコメント等で教えていただけると嬉しいです。
Thank you for reading!
Have a philharmagical day✨
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