アホな大人が、優秀な子の邪魔ばかりする
「京医4名、阪医4名合格講師」による受験対策講座(716)
学校革命=スクールレボリューション(407)
うちは高校生の頃は、高校の教師の言うとおりの受験英語を一生懸命に勉強した。名古屋大学に現役で合格したんやから、言われたことマスターした思た。 せやけど、まったく英語が使われへん。
それで、大学生の頃は大学の語学センターに通いLL教室で学び、ネィティブのせんせに英語を習うた。 せやけど、まったく英語が話せる気ぃせーへんかった。
そこで、民間のECCちゅう英会話教室に通い、NHKの放送を聞き、リンガフォンちゅう音声教材を購入して英語を勉強した。 せやけど、実際にネィティブの言うこと聞き取ることややこしかった。
結局、うちのたどり着いて結論は 「誰かの作ったカリキュラムや教材ではあかん」 ちゅうことやった。うちの結論が誰にも通用するとは思えへん。単に、うちの才能が足れへんだけかもわかれへんからだ。せやけど、うちは四日市高校、名古屋大学ちゅうコースをたどった勉強ができる方の子ぉやった。
うちがあかんなら、ほとんどの生徒にも使われへん方法言えるのちゃうやろか。 それで、結局30歳で英検1級に合格するまで独学をするしかなかった。アメリカに渡り、帰国後はネィティブについて過去問を徹底的にやり、英語で日記をつけ続けた。
数学も同様や。40代の文系出身やったから、数学Ⅲを習うたことなかった。ほんで、オリジナル、1対1、チェック&リピート、赤本をそれぞれ2周ずつやった。 それぞれの教材は、 「これやったらいける」 ちゅうウリで販売してるもんやけど、そうはいけへん。英語の勉強の時に嫌ちゅうほど思い知らされたさかい、 「そんなわけがあれへんやろ」 思い、自分で納得のいくまでやることにした。
Z会も8年間やり続けた。京大模試は10回。センター試験も10回。京都大学の二次試験は7回受けた。 なんかのカリキュラムをやったら数学がマスターできるなんて期待してへんかった。わしの感覚が一番優先される。 「もういける」 思えたのは、
(1)、たいていの問題は解ける気ぃしてきた。
(2)、京大模試で偏差値60を超えた。
(3)、京大二次試験で正解率が7割を越えた。
(4)、四日市高校のトップクラスの子ぉに質問されても慌てへんくなった。
こういう確認作業が済んだら、いける思えるようになったわけや。誰かの作ったカリキュラムを完成さしたからちゃう。
こら、英語と数学だけでのう格闘技をやってる時も感じたこっちゃ。少林寺拳法の二段、黒帯を得ても 「暴漢に襲われたらいけるか」 と考えると、疑問があった。型ばっかり習うても、実戦では使いものになれへん思た。ブルース・リーがジークンドーを始めたのも同じ疑問からやった。極真会がフルコンタクト空手を始めたのも同じこっちゃ。
英語は、使えな意味があれへん。世間で流通してる練習方法を全部やっても意味はあれへん。数学も同じことで、チャート式を最初から最後までやったから京都大学に合格できるわけではない。
うちの塾生はほんまに優秀や。今年は、慶応大学の医学部、医学科に合格者がでた。京大理学部に合格者がでた。10年連続で、京都大学の合格者がでた。
こういう子ぉたちは、高校生にして上記の極意のようなものを身につけてるさかい驚きや。うちやら足元にも及べへん。将棋の藤井プロが師匠を破って、師匠を追い越したと騒がれてるけど、あんな気分。 うちが10年かけてマスターしたこと3年でマスターしてまう。
逆に、落ちる子ぉたちはうちの現役時代のように幻を追い求めてる。河合塾や、駿台の提示するカリキュラムをやったら難関大に合格できると誤解してるわけや。 そんなんは、空手の型と同じであって、実戦では役立てへん。素人よりは強なるかもわかれへんけど達人相手には使われへん。実戦に強なりたいなら、型やなしに実戦の場数を踏むしかあれへん。
場数を踏むと、わしの中に「いける」っちゅう感覚が生まれんねんけど、そら相手に説明がでけへんもの。実行した人だけが分かるもの。
うちのような田舎の塾講師でも、大学受験の5日前にノイローゼで痙攣を起こし入院させられた。3日前に退院したけど、ドクターストップがかかってる中で受験を強行した。 アメリカに渡った時は、帰国後に無職、貯金ゼロ、資格ゼロ、彼女なしになること分かっとった。英検をはじめとする資格試験を受ける時は、39通の不合格通知・合格通知を受け取った。
京大を7回受ける時は、40代のオッサンやさかい受験会場で不審者扱いを受けて入場を拒否されそうになった。 それくらいの覚悟が必要や。誰かのひいたレールの上を走っとったら、なんかが身につくなんて考えてる人は、最後の失望する結果に終わるやろ。 世の中、そないに甘ないねん。
うちの塾生の子ぉたちは、高校生やのに上記のようなこと理解してる子ぉ多い。うちが驚くんは、英語や数学の学力ちゅうより、この現状認識や。文科省や学校の教師が何言うても揺るげへん。 「ゆとり教育」や、強制クラブ。今は小学校から英語指導や、センター試験に代わる共通テストやと騒いでる。教育とはなんかをいっこも分かってへん人たちが制度設計をしてる。
賢い子ぉたちは、呆れてる。そやさかい、教師の言うことやら適当に聞き流して内職に励む。クラブが好きなら続けるけど、意味があれへんとなったら自主的に幽霊部員になる。躊躇やらせえへん。
だって、大人や制度が間違うてるんやもの。付き合いきれへん。ただ、日本社会は人と異なる行動をとると徹底的に叩くさかい、無用な摩擦を生めへんように適当に演技をする。
その大人の対応にも驚かされる。せめて彼ら、彼女らの邪魔をせんと欲しい。英検2級の講師が、英検1級の生徒を指導してるのを見たことある。Cランクの大学を卒業した講師が、京大受験生を指導するのを見たことある。
微分・積分の難問にチャレンジしてる生徒に、単純な計算の作業をさせるんは苦痛やと分かってるやろか。みんなと同じことやらす必要があるんやろうか。 浮きこぼれた子ぉたちは、医者になって患者を救うたり、世界の経済戦争の先頭に立つ子ぉ多い。そういう子ぉの勉強する環境を整えたって欲しい。
今は、落ちこぼれ対策の話ばっかりで静かに日本脱出を考えてるトップ集団を無視してる思う。これでは、日本の将来は暗い。
★当塾の医学部合格実績★
京大医学部医学科4名(2022, 2016, 2014, 2013)
阪大医学部医学科4名(2023-3名、2014)
名大医学部医学科2名(2018, 2013)
慶応医学部医学科2名(2019, 2018)
高木繁美。「高木教育センター」塾長。
名古屋大学卒業後、アメリカユタ州で中学校教師をした後、帰国。英検1級、通訳ガイドの国家試験、国連英検A級、ビジネス英検A級などに合格。京大二次試験を7回受けて出題傾向を調査。英語81%、数学70%の正解率。少林寺拳法二段。ジャッキー・チェンの前でヌンチャクを披露したことが自慢。「私の京大合格作戦」(エール出版)2020年度版から2022年度版に漫画化されて掲載。チャットワークを用いた質問無制限の通信添削を全国の難関校受験生対象に募集中。「高木教育センター」検索。桑名市で指導中。I always do my best. 指導を希望される方は、HPをご覧ください。