表現者は物凄くデリケート。
音楽家問わず、表現者は物凄くデリケート。通常の生活において些細な音も聴こえてくるし気になる。雑踏の騒音、ましてもや子供達のあの声には物凄くやられてしまう。静寂という音さえ聴こえてくる職業だから、余計なのかもしれない。
満席のオーディエンスに恵まれたライブで完璧なアカペラで独唱することもある。静寂な大勢の体温だけの中でそれは始まる。怖いくらいに集中する。どんなジャンルのどんな世界であってもだ。一声一声良い声を届けたいと集中する。
当たり前だ、高いお金を払ってわざわざお洒落して聴きに来てくださるのだから。毎回、ライブは私は全力でやってる。これも当然のこと。対価を得るということ、、、これは私達も当然の責任と共にどれだけ幸せか、ということ。
でも、ステージ上ではその余計な一方的な緊張感は見せない。そこに気さくな空気も必須でリスナー達をその空間に巻き込んでいく。
いつも共演してくださる先輩方や後輩達、皆全力で奏でてくれてる。勿論ユーモアと暖かさも忘れていない。だから私は物凄く感謝とともに至福感に満たされる。これはリスナーが例え少なくとも同じこと。
ミュージシャン達がどれだけデリケートであるか、現場だけでなく、SNS等でも気付いてほしい。書き言葉というものは難しい物で良く取るか悪く取るか、、本当に人それぞれで答えがない物だから。
時々、後輩達のブログやSNS等でも、かなり陰で言われて参ってしまった、とか、物凄く悪く言われて僕は許せないから見返してやる!等の投稿も読んだりする。
自身の耳に入ってこなければ傷つかないけれど、でも回って必ず陰口は入ってくる。ほとんどは嫉妬と妬みということ。
気にしないで!と願う。
私自身もとても経験してること。
傷付いたことも沢山。
だけど自身にも非は必ずあったと思う。
そして陰口を言うタイプの人はどんな人のことも言うということ。言わない人は誰のことも言わない。
そして私は群れるのが苦手。自身で全て仕事は決めたい。どんな事も。好きなものは好き、苦手なものは苦手。
それでいいと思う。
面と向かって、厳しい事を本人にスパっという人のほうが私は信頼出来るし好き。好きな人や大切に思う人には直接気持ちを伝えることも私はしてきた。
傷付けてしまったこともあったと思う。
でも、もうその元気も今はないみたい(笑)。
穏やかに平和に大好きな音楽や歌と共に、私なりに暮らしていきたい。
音楽大好き、ジャズ大好き皆様と楽しみながら(*^^*)
高樹レイ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?