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成功体験と固定観念を捨てないと先がなくなっちゃうかも

とある会で「クラウドファンディング」という言葉を使ったのですが、理解度によって考え方がこうも変わるのか、と思ったのでその話しを。

▼経営者集会にて

まず、「ファンド」という言葉の定義ですが、シンプルに「基金、資金」というものらしいです。

じゃあ「基金」て何だ、となると「ある目的のため積み立て、または準備しておく資金。また、事業の経済的基盤となる財産・資本。」ということらしいです。

こんな意味をいちいち根底に込めて言葉を使う人なんていないですよね。

なので、それぞれの解釈によって、「クラウドファンディング」という言葉が判断されます。

※適当に検索したのでズレがあってもご容赦ください

▼べき論

で、その会でどんな意見があったかと言いますと、具体的な内容は控えますが、「ファンド=出資」という固定観念で、クラウドファンディングを判断しちゃってたんですね。

なんだかわかりづらい文章ですいません。

「ファンドとしてお金を集めたのであれば、こういう対応をしなければおかしいだろう」という、いわゆる「べき論」が出たわけです。

クラウドファンディングを少しでもかじったことがある方はわかるかと思いますが、この仕組みには様々な取引のかたちが混在しています。

いわゆる「出資」という意味合いの形式は、実はとても少なく、実質何のリターンも無い資金援助というケースもあります。

そこを説明するのが非常に難しい。

▼自分の中に答えがあるという思い込み

もちろん説明はせず、早々に「ですよね~」で切り上げたのですが、固定観念は本当におそろしいものだなと。

よく知らないことを、自身の中の言葉のイメージで判断し、断定的な表現で意見を言う

これって、誰も得しないというか、発してしまった本人が一番損をしますよね。

調べず、試さず、聞かず、でも強めの意見は言う、これを続けてしまうと、助かるときも助からないと思います。

ただ、経営者を相手にする仕事を続けていると、こういうスタンスの方に出会うことが少なくないです。

そして、大抵の場合は、その道を長く続けていらっしゃるベテランの年長者さんなんです。

▼学び、聞き、変わり

業況が苦しくてご相談にいらっしゃり、でもスタンスは変えたくない、本当によくあります。

成功体験が永遠に活かせるならそれでも良いと思いますが、そんなはずはなく、だとしたらもう話を謙虚に聞くしかないと思うのです。

逆に、若手の経営者さん達は、とても素直に話しを聞いてくださいます。

そんな方々の元には、人や情報や技術が集まってきて、革新が進みます。

ぼくもいつの間にか40歳になり、どの現場に行っても年下の方の割合が増えてきました。

改めて、成功体験と固定観念を捨てていくことを意識せねば、と思ったのでした。

また、話しを聞いて下さる年長の方と出会うと、姿勢を学ばねば、とも。

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