「五番とはしぼりあげること。ぞうきんのように付け根からしぼる」
2013年1月30日
「五番とはしぼりあげること。ぞうきんのように付け根からしぼる」
「コルクをビンにねじり入れる。
すると、エネルギーがたまる。
それを解放することで、体が動き出す。」
5番は何のためにあのような形になっているのだろう?
小さい頃から習うと疑問に感じることはないのだけど、
タカギバレエのレッスンでこの表現で教えてもらえたおかげで、
足の一部分だけ、膝や足首だけを外側にねじって5番にしても意味がないことが分かった。
5番にするのは、踊るエネルギーを溜めるため。
年を重ねて、体の柔軟性がなくなり、足が開かなくなった時でも、
5番は次のステップへのエネルギーを溜めるポジションと考えれば
無理に足をねじらなくても良いのだと分かる。
反発力を生み出す限界まで付け根を開き、
それに従ってねじれずに自然に外に向いた足を前後に重ね合わせれば、
目的に叶う大人の5番になるのだ。
年齢を重ねてもレッスンを続けるためには、老いていく体に負担を減らしながら、無理をそぎ落とし、必要な部分だけを訓練していかねばならない。
タカギバレエのレッスンでは、長く踊れる体づくりを学べたように思う。