ピケは首とつま先と腰で回る。
2010年8月5日
「ピケ(刺すの意味)アンデオール(レッスンの時にはピケとだけ言われることも)
はつま先で床を突き刺すように鋭く、ルティレの脚は素早く引きつけるために、
床をよく蹴ること。
突きさす足先は、外側に向かってスクリュードライバーのようにねじり刺す感じ。」
ピケには床をはじくような意識が必要となる。つま先だけではなく、床とつま先の両方に意識が必要。刺すような細かい点で着地するためには、床につくまでの瞬間もその後も体全体が引きあがり、一本の芯のようでないと床に突きさすことはできない。床からの衝撃に耐える(くずれない)上体が必要。
では、力を抜くのはどこなのか。
「手で回らない、肩で回らない」と常に注意される。
多くの人は、ピケの時に腕の力で回ろうとして、腕そのものを振り回しているように見える時がある。腕や肩を使うのは、回転の勢いをつけるためピケの前、最初のひねりの時だけで、あとは力を抜いて回るボディに「自然についてくる」のがよい。
ピケアンデオールに一番意識が必要なのは、足の付け根を内側から外に開きながら床に突きさすこと、そして床に対して一直線になるようなボディの芯である。