アチチュードバランスは、魚の三枚おろしのように考えよ
2011年6月9日
「クロワゼ方向のアチチュードでバランスする時を考える。
背骨を挟んで体の前面と背面は全く独立で動くように考える。
魚の三枚おろしのように考えよ。」
クロワゼ方向にアチチュードは、他のポジションに比べてポーズとして
作りやすく、鏡に映ると交差する姿が美しく見えることもあり、よくアンシェヌマンで取り上げられる。
だが、背後から見ていると体が鏡の方にねじれていたり、鏡の方向に傾いていたり
アチチュードの足が後ろではなく、横になってしまっていたり、アチチュードの内ももがきちんと張っていなかったりする。
そして、上半身全体を背中ごと鏡の方に向け、ウエストから下は斜めを向いたまま、腰のねじりだけでバランスを取ろうとしてしまう。
斜め方向のポーズで意識することは、まずボディが斜め真正面にきちんと向いているのか。そして、アチチュードの足が斜めに対する真うしろにあるのか。
その意識を持ちつつ、アチチュードの足は背中の反り上がる力でキープし、
背骨から頭はまっすぐ上に引き上げ、
胸はむしろ息を吐き、下げるような意識をもつこと。胸はふくらませたり、反らせないこと。ただし、下腹は引き上げたままにしておくこと。
それがボディを「魚の三枚おろし」のように考えること、
「前と後ろが独立している」という意味だと思う。
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