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2011年4月28日のもろもろ

2011年4月28日

「プリエが基本 すべてプリエと思って考える。」
あらゆるバレエらしい動き、ジャンプや回転、 ポーズでのバランスなどは、すべてその前にプリエがある。プリエで周到に体を準備し、あとは自然に体を解き放つようにパを行うのが美しい。
ピルエットの前には、すでにプリエの段階で体を半分ねじっておく意識で、
離した瞬間にパーンと回ることができる。
プリエは内ももが外に向かって張っていることが、深さよりも大事である。

「手が出ていくのではない。背中が出ていくのだ。」
ポールドブラを外に向かって拡げる時に、ただ腕だけをぴよんと差し出すのでなく、
背中全体から波が外に出ていくように出すと、手が長く美しく見える。
着物を着ているとき、例えば茶道のお点前で腕を伸ばして茶碗をとるとき、
着物から手をにゅっと出すのではなく、体全体も前に持ってゆき、腕だけで取らないのが品が良い動き。バレエも貴族の文化なのだから、品性を大事にしたい。ポールドブラを使う時には、背中から使うようにする。

「手の親指の付け根とかかと(足)は同じ動きで使う」
昔、人間は四つん這いから進化した。よって手と足の構造は基本的に同じ。
手の動きと足の動きは同じように考え、同じように連動して使うと美しく見える。
手のひらの親指の付け根は足のウラの親指の付け根の膨らんだ部分。手のひらの小指から外側のラインは、足のウラの小指からかかとに至る外側のラインと同じように考える。

「常に足が付け根に引っ張られているように。アラスゴンの時に足に引っ張られない。」
足がいくら上がっても胴体が脚に取られて曲がっているのは美しくない。

「体の芯は一本の線にするべき」
センターアレグロにおいて、連続したクペ3回。『おさるのかごや』のようにならない。
引き寄せて、1回ごとにスーブルソーからクペで下りる。早いパは常に体を1本に絞り上げることを目標に踊る。

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