PRプランナー1次試験対策、5つのTIPS
PRプランナー試験対策をちゃんと語っている記事ってほとんどないよな、と思ったので、わたしが書いてしまえ。(この記事をベースに改めて本家にアップ予定)
この記事を読んでくれそうな想定ターゲット
「就任2,3年目の広報担当者が独学で受験する」という、相当無茶だけど現実こういう人圧倒的多数、と思うので、この人たちが「試験をパス」するためにはどうしたらいいか、ということに集中して書いていきます。
まずは、敵を知ろう
ということで、1次試験の試験概要。
資料が少ない中、70%以上パス、という。。
1次試験は、以下のテーマから50問。
マークシート方式で 試験時間は80分です。
・広報・PRの基本
・企業経営と広報・PR
・広報・PR活動のマネジメント
・コミュニケーションの基礎理論
・メディアリレーションズ
・マーケティングの基礎理論
・マーケティングと広報・PR
・ブランドとマーケティング
・インターナル・コミュニケーション
・IR(インベスターリレーションズ)
・グローバル広報
・危機管理広報
・行政・団体等の広報・PR
70%以上正解で合格になります。15問間違えてよい、ということですね。
ただ、この勉強のための資料はかなり少ない。
推奨されているテキストは2種類。広報・PR概説と広報・PR資格試験参考問題。
章建てがテストの範囲ほぼそのまんまです。
第1章:広報・PRの基本
第2章:企業経営と広報・PR
第3章:広報・PR活動のマネジメント
第4章:コミュニケーションの基礎理論
第5章:メディアリレーションズ
第6章:マーケティングの基礎理論
第7章:マーケティングと広報・PR
第8章:ブランドの基礎理論
第9章:CSR(企業の社会的責任)
第10章:インターナル・コミュニケーション
第11章:IR(インベスターリレーションズ)
第12章:グローバル広報
第13章:危機管理広報
第14章:行政・団体等の広報・PR
これは買うことになる、というか、買っといた方が勉強の進め方が楽になると思います。
各章のおわりに、2問ずつ参考問題がついているので、過去問として活用。。できます。
広報・PR資格試験参考問題
https://amzn.to/30R7065
過去問か?というものですが。。。1次から3次までを網羅したものなので、1次対策のみだとこれまた28問しかないという不親切さ。心配な人は買ってみてよいと思います。3次試験まで活用できるし。
「なんだ、カンタンじゃね?」とか思っている人は、ここでかなり不安になる(笑
中古本はあまりおすすめしない
「テキスト代高っ」となってしまうので、中古本を購入、と考える人多数のはずですが、上の同じテキストブックならいいと思います。なぜかというと、毎回、少しずつおばか具合が修正されてまっとうな方向に改定されていっているから。気が付くと、見解が180度ならずも90度くらいくるっとかわってしまっているものとか結構あるよな、と思うので。
私がやっとこのテキストについて書くようになったのは、今回の改定でやっと「戦略PRっぽくなってきた」と思えるから。まあ、このあたりはまた別の記事で。今回は「就任2,3年目の広報担当者が独学で受験する」を前提に解説しよう、と思っているのでなんとか文句を書かず、がんばって書いてみます。
独学のための作戦
試験日まで1か月、という想定で、やるべきことをまとめてみます。
0.試験は70%以上取れば勝ち
試験対策とは、極端なハナシ、これです。本来価値としての知見はあとまわし、でいいでしょう。試験をパスすることが目的。学ぶことではありません。
1.実務者ならば、基礎はたたき上げベースで備わっていると思い込む
どこかの企業で広報をやっているなら、報道発表、広告ディレクション、Webマーケティングといった3つは関わっているかと思います(いわゆるPESOメディアの取り扱い歴あり)。試験制度はこの延長上にあるので、実務面で体系化された知見を整理していくことに特化します。知識を新しく入れていくことはせず、というくらいのノリです。
2.(本当はいけないんだが)どこか欠けているのはあたりまえ
残念ながら、ほとんどの実務者の広報は、その会社・組織のニーズに対応する形で発展していて、経営分析から実務に下りていく共通項的な知見の網羅がなされていないのが現実です。戦略PRというよりも戦術PR・情報庶務のカラーが強い。ゆえに、基本的に抑えておかなければならない広報の知見で強いところと弱いところが出てしまっています。
過去問とテキストを読んでみて、「わからん」が多い人は欠けた部分を補う、「まあまあいける」と思った人は、自分のフィールドを体系化するよう学習プランを立てる。でないと、たぶん学習が試験日までにまにあわないかと。
3.わかるところからテキストを読む
退屈極まりないテキストなので、眠たくなる、という実務者たちの意見多数。なので章建ては独立構成なので、12章を読んで、2章に飛ぶ、ということもアリです。入りやすいところから入っていくのがよく、前に書いた「欠けたところを補う」か「知っているところを整理する」のどちらかのスタンスを守って取り組むといいですよ。
4.できればスタディグループを持つ
同じ志を持った人たち3,4人のスタディグループをもつのがのぞましいです。広報系コミュニティがたくさんあるので、どこかに所属し、試験対策スタディグループで2週間に1度くらい集まって勉強会をする。できれば試験にパスした人がひとりいると、集まる効果がより高まる、というのが実践していて思ったことです。
5.お金を使う前に参考問題で、だいたいの到達点を探る
PRプランナー試験制度のホームページに、これらのテーマを扱う参考問題が1問ずつ出ています。まずこれをやってみて、試験がどんな感じか雰囲気をつかむ。それぞれで代表的な内容が問題になっていることが多いので、これが解けないとその分野に課題がある、と思えばいいかと。
参考問題(1次試験)by PRSJ
https://pr-shikaku.prsj.or.jp/reference/sample_1st_exam
*URLは更新のたびに変更されるかもしれません(2019年7月24日現在)
*ちなみに2019年7月24日時点の参考問題、思い切り前のバージョン:PR概論の網羅ですw たとえば問1、ハロルドバーソンの問題と「パブリックリレーションズ概論」というテーマは新しいテキストからはなくなって、「広報・PRの基本」というものにアップデートしています。
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学部卒業者から見たPRプランナー1次試験対策(有料版)
PRプランナー1次試験対策。この学習機会を通じてPR担当としての心得を実践ベースで学んだもらいたい、という視点で編集しました。模試の問題解…
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