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#952 100点を目指さないつもりでも目指してしまう時もある

先週、防火管理者講習というものを受講してきた。講習会当日に甲種乙種と種類があることをしるくらい前提知識無しで望む。

講義は60〜70分で午前中2コマ、午後2コマ。2日間の日程で行われる。最終日に確認試験があり、6割以上の点数で修了証が発行され、晴れて防火管理者として活躍できるという流れ。

講義と言っても、教科書が渡され、それを順に読んでいくだけ。そして重要ボイントには線を引くよう指示があり、そこが確認試験に登場するという仕組み。

この仕組はうまいな、と思った。いつどこで登場するかわからない重要ボイントに(教科書では太字や赤字になっていない)受講者を集中させ、結局の所他のポイントも覚えさせるという点で。

ただ、内容はというと自分の会社なり施設なりの防火・防災に絞っているので、いざ災害が起こった時のBCPという考えは取り入れられていないと感じる。例えば、大規模災害が起こった場合に建物から避難しても、地域全体が機能していないので、そのことについては触れられていない。管轄外なのかもしれないが。

あまりにも前提知識を持たずに受講したので、2日目の講義前にYouTubeで試験の極意を仕入れる。すると、
・教科書は持ち込み可
・重要ボイントは必ず試験に登場するので、折り目やふせんを付けておくと便利
・60点以上で合格
というTipsを仕入れることが出来た。

2日目は上記Tipsを早速取り入れ、いかに試験をスムーズにこなすかに全力を注いだ。そして教科書に折り目をつけるので、まるで猛勉強した受験生のようになってしまった。これも主催者の思うつぼなのかも。

いざ試験が始まってみると、60点以上で合格とわかっていながらも完璧を目指してしまう自分がいる。設問は10あり、3つのうちから「正しいもの」「間違っているもの」を1つを選択する形式。

本当は5分くらいで6割正解で終わるつもりが、持ち時間20分ギリギリまで最終確認してしまう。これもより理解を深めることにつながり主催者の思うつぼなのかもしれない。


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