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#943 AirPods Pro2の感想

9月のAppleイベントで発表された製品群は一つも買わない予定だった。理由としては価格改定により手が届きにくくなったことと、それを加味した上で魅力的な製品が少ないと感じたから。

ただ、この動画を見たら考えが180度変わって、居ても立っても居られない自分がいた。

特に気になったのがノイズキャンセリング性能が最大2倍になったという点。瀬戸さん曰く、Appleの言い分通りになっているという。それだけでめちゃめちゃ気になる。

性能2倍になってこのお値段なら安いのかも!と思えるのがAppleマジック。というわけで買わないつもりが手に入れてしまっていた。

今までのAirPods第1世代に不満があったわけでない。昨年6月のプライムデーで購入したのでそれなりに安く買えたし、「ノイズキャンセリング」も「外音取り込み」も素晴らしい。そして、信者的にはなんといってもApple製品間の連携が素晴らしいところがお気に入りだった。

連携というのは、iPhone以外にMacなりiPadなり複数デバイスを使っていた時の接続先切り替えが非常にシームレスで自然だということ。これは他のメーカーには出来ない芸当。

で、それが第2世代になってどれほど進化したか。数日間使ってみた感想を書いてみる。

まず、耳に装着したらおなじみの「ボワン」という音が鳴らない。これはもしかしたら設定で鳴らすことが出来るのかもしれないが、接続確認としてはちょっと不安。ただ、iPhoneとの接続スピードは先代よりかなり早くなった。ポワンと鳴らないので心配になってiPhoneを確認すると既に接続されている。先代は音は鳴っても繋がっていないことがよくあった。

購入の最大ポイントであるノイズキャンセリングについては、正直なところよくわからない。ただ外した時の周囲のノイズは前作比よりも増している感はあるので、確実に良くなっているとは思う。そして外音取り込みも同じく「よくわからないが確実に良くなっている」感じ。ここの説明は本当に難しいが、それだけで1万円UPさせてでも購入するか?といえば、答えは「NO」だろう。

ただ、YouTubeのレビュー動画でよくある他社(例えばBOSEやSONY)とのノイキャン性能比較はお門違いかと。Appleはそこを最大の売りにしているわけではなく、複数デバイスのシームレスな接続を売りにしているから。

今回からケースにスピーカーが備わり、「AirTag」代わりになるところも嬉しいポイント。白いケースは紛失しやすく、今までも何回か探し回ったことがある。それが位置情報をより正確に把握できるようになったので、活用できそう。

Apple Watchの充電器にも対応してくれたのは便利でストレスフリー。初代は置くだけ充電に対応していたものの、充電に失敗する確率もそれなりにあった。MagSafeだけでもよいのだが、充電の選択肢が増えたのはありがたい。

AirPods単体でコントロールできる操作が増えたところもポイントであるが、正直使っていない。試しに、耳に装着したまま音量コントロールを試みたが、出来なかった。というか、先代もノイキャンのオンオフは単体で出来ていたことを知らなかった。なので個人的にAirPodsの機能を最大限使いこなせてはいない。

最後に空間オーディオについて。これも知らなかったのだが、ドルビーアトモスに対応していない音源でも疑似空間オーディオになるので楽しい。Spotifyのポッドキャストを聞いていると誰がどこから喋っているのかわかってこれはこれで楽しい。

「買いか?」と問われると、確実に性能向上しているので複数デバイス使っていたりする信者なら買い。それ以外は買わなくても良いかもという曖昧な答えになってしまいそう。Amazonならポイント付く。


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