#928 Appleが売りたいのは新しいiPhoneではない?説
いつも視聴しているYouTuberさんが面白い説を提唱していた。それはタイトルにもある通り「Appleは新しいiPhoneを売りたいのではなく、別のものを売りたい」という説(妄想)。
というのも、最新のiPhone14シリーズ、特にProが付かない無印14シリーズは超マイナーなアップデートしかなく、「こんなの誰が買うんだ」という仕様になっているから。そこから着想したとのこと。
これを聞いて(視聴して)「なるほど!」と感動したので共有したい。
詳しくは動画を見てもらえればよいのだが、結論から言うと、Appleが本当に売りたいものは「保険」説。
単純にこれまでの歴史を振り返ってみる。一言で言い表すと、ソフトとハードが一体となった魅力的な製品を開発し、夜に送り出してきた唯一無二のブランド。行き着く先はクルマ=Apple Carなんじゃないかと言われている。
2年位前、このAppleCarの噂は毎日のように新聞紙上を賑わせていたが、最近はめっきりみかけなくなってしまった。その間に世界のEVメーカーはテスラ以外中国勢が中心となり、SONYもホンダと提携し追っかけている構図となってはいる。
話をもとに戻す。iPhoneは世界で10億台程度ユーザーに行き渡っている。ただ、今後はこの台数を飛躍的に伸ばすことは難しい。
そうであるならば、この10億人のデータを使って何かしらの新しい事業を興したほうが手っ取り早いのではないか。乱暴に言うと「保険」説はそんな発想から来ている。
現に、Apple PayやCardで金融業界に入り込んでいるし、得意のヘルスケア分野ではApple Watchと組み合わせによって「睡眠」「心電図」「血中酸素濃度」「転倒検出」など様々なデータを取得することが出来る。
加えて、新しいiPhoneとAppleWatchでは衝突事故検出センサーが搭載され、これが上記ヘルスケアデータとの組み合わせによって、保険商品との開発が可能なのでは?という説だ。
ヘルスケアデータは最もセンシティブな個人データで、そのデータを集めることにユーザー側の抵抗はあるかもしれない。それにアップル側もユーザー情報を保護します、なんて謳っているから、普通に考えてやらないかもしれない。
ただ、医療や健康のビッグデータ活用はここ10年散々言われてきたけど、だれも覇権を握っていないのが現状でもある。そこにチャレンジする可能性は大いにありそう。
というわけで、ここまで深読みするのは今まで確かに誰もいなかったし、この説は面白い。すぐにではないけれど、今後5年10年で何らかの形で登場しそうな気はする。