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いい音ってどんな音?

私が普段音楽を聴く場所はなんちゃって書斎の中かクルマの中、音源のソースはSpotifyだ。Spotifyの良いところは、インターネットの環境さえあれば、いつでも、どこでも、簡単に聴くことができるというところだろう。

これがCDだったりレコードだったりしたらこうはいかない。物理的なディスクが存在するからだ。聴きたい時は常にこのディスクを聴きたい場所へと持ち歩かないといけない。その代わり音質は最高らしい。

らしいと書いたのは、その最高の状態を体験したことが無いからだ。理論上はSpotifyのデータ量はCDの10分の1以下。なので聴こえてくる音もCDの方が断然良いはずである。

なのに違いはよくわからない。厳密にSpotifyなどの配信音源とCDやアナログレコードとの音質を比較をしたことは無いし、今まで所有してきた音源とステレオセットで「音が良いな」と感じたのはごくまれだ。記憶にあるのはコーネリアスの「Point」で、初めて聴いた時に「音いいな」と感動したくらいだ。

きっと、目ん玉が飛び出るくらいなお値段のCDプレーヤーとスピーカーでキチンとセッティングされた状態で聴き比べると違いはハッキリとわかるんだろうけれども。

でもレコードヤクザ本で内門洋さんが言っていたように、「拾ったクイーンのカセットを擦り切れるまで聴いてみろ」をモットーにしている私は音質よりもやはり内容であるし、たまに聴くラジオからもハッとする音質のモノもある事も事実である。

なんて事をiPhoneのスピーカーから流れてくるエミット・ローズさんのSpotify音源を聴きながら思った夜。


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