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#1773 生成AI時代に汗をかく必要はあるか?

ネットでこんな記事を見た。「生成AIを当たり前につかうようになった人の1日」という記事。

確かに。仕事の裏方として使う場面は上記Gizmodoの記事のように使っている。生成AIが無かったら新しいことは出来なかっただろう。与えられた有限な時間内で出来ること増えたし、アウトプットの質は上がった(気がする)。

といわけで、昨対比で効率性・生産性は上がっている(と思いたい)。

先日、職場内で社内アンケートを実施することが決まった。内容は顧客満足度向上に関するもの。そのプロジェクトに参画する。

こういったアンケートも今では生成AIにアイデアを出してもらって、チームで清書して、即アウトプット。というのが2025年的。

ところが、リーダーは「汗をかけ」と言う。AIが出した”一般的’”な当たり障りない”内容よりも、チームで汗をかいてひねり出したものが良いと言う。

そうすると、スピード感が失われてしまう。PDCAで言うと、P(PLAN)を半分AIがやってCA(Check、Action)に時間をかけた方が良いと思うのだが。。。

また、汗をかくことによってガラパゴスな内容になるのでは?と懸念もしてしまう。AIが出した最大公約数な内容の方が、他事例とベンチマークしやすそうな気はする。

リーダーは生成AIの利用については理解がある。なので、まずメンバーが汗をかいて自らの組織を理解し、引っ張っていくことに重点をおいているのかもしれない。

例えが合っているかわからないが、世の中に計算機が登場して、手計算の時代は終わった。それが、いまではシステムが膨大な数値の山を自動計算してくれる。そうすると、答えが合っているかなんて検算する必要もなくなった。逆に元の数値が合ってる?が重要。そう、時代によって汗をかく部分が変わるのだ。

そう考えると、生成AI時代の仕事の汗のかき方について考えさせられる。

どういった時にAIを使ってどういった時に人間の頭を使うのか?を考え直す年になるのかもしれない。

この話の答えはまだ出ていないので、まだ続きそう。

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