#986 LINEスタンプ購入をきっかけにアップル税のことを思い出す
妻がPUIPUIモルカーにハマっている。そしてモルカーのLINEスタンプの存在を知り、欲しいという。
そういえば、使っていないLINE Pay残高があったな、と思い出したのでそれを使って購入することに。
結論を先に述べると、LINE Payでのスタンプ購入は出来なかった。これはアプリ内での話。そしてPay残高からポイントへの変換もできない仕様。ポイントとPayの違いを知らなかったのでものすごく手間取った。
クソめんどくさい仕様だなと思いつつ、ググってみると、ブラウザからならばスタンプ購入は出来るようだった。
と、ここまで来てようやくアップル税のことを思い出した。アップル税とはフォートナイト裁判でクローズアップされた言葉で、アプリ内課金で購入させるには手数料をAppleに払わなければいけないという仕組み。この手数料がやたらに高いということで、アップル対アプリ企業との裁判が行われた。
LINE側はアプリ内課金で上乗せした料金を払ってもらうくらいならば、ユーザー側に少しの手間がかかってもブラウザからの購入を選んでもらうという判断をしたのだろう。
フォートナイト裁判の行方はAppleに有利な判決で終わったようだが、それでもユーザー無視のこの使いにくさはなんとかしてほしいところ。
例えば、Kindle書籍を購入しようにもアプリ内では買うことが出来ないというクソ仕様。紙の本とKindle本を比較するならば、単なるデータであるKindle本が安いはず。なので、アップル税分を上乗せして紙の本と同額にするとか手立てはあるはず。
Voicyもそう。プレミアムに加入したことはないが、プレミアム放送を聴くには、「ブラウザからがお得」と、しきりに各パーソナリティが言い続けている。これも「なんだかなあ」と思ったり。実際アプリからは800円、ブラウザからは500円なので、結構な価格差はある。
確かにシステム利用料+安心料と考えれば、個人的にはいくらかアップル税を徴収されても良いとは思うが、やはり現行の30%は高すぎる。
手数料を下げるという流れになっているような気配もあったが、今の所下がるというニュースは聞かないし、逆にサブスクの月額上がったというニュースばかり聞く。
アプリによる囲い込みはもう十分になされたことだし、ユーザービリティを考えて、見直しの流れにならないものなんだろうか?