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#853 サブスクにない音楽

メルカリブームが続いている。昨年持っているレコードの9割は売却してしまったが、残りの1割を細々と出品する毎日。

特に7インチサイズのシングル盤は送料もそれほど高くないので、売る側としては手元に利益が残りやすく、買う方としてもアルバム未収録も多いし、コレクターズアイテム的にちょうど良い。運送会社の負担も少なくて三方よしなんて考えている。近江商人か。

その昔、フォトグラファーの常盤響さんが、7インチレコードのことを「タバコと同じで300円で買える幸せ。嗜好品みたいなもん」なんて風に言っていたが、まさにその通りのアイテム。タバコはいつの間にか300円で買える幸せでは無くなってしまったのだが。

そして、売る前にどんな音楽だったっけ、と試聴したり、サブスクでも聴けるんだろうかとチェックしてみたりするけれど意外とサブスクに無かったりする。契約しているのがSpotifyだけなので、もしかしたらAppleMusicにあったりするのかもしれないけれど。

例えば、90年代に好きで集めていたレーベルで「MOTORWAY」という日本のインディーレーベルがある。そこからリリースされた数々のシングル群はもちろんサブスクには無い。伝説のレーベルなのでカタログ的に復刻したら超一部にはウケるのではないかと思ったり。
 

あとは「エレファント6」というビーチボーイズマニア的なレーベル。これもシングルまでは全てはサブスク化されていない。久しぶりに聴くと自分内で非常に盛り上がる。まるで、整理整頓していて昔の写真に見入ってしまうように、聴き入ってしまった。

特に「The Minders」というバンドが好きで集めてたななんて感慨深くなったり。

もちろん有名で良いものはほぼサブスクにはあるけれど、たまにこういったカルト的なものも聴きたくなる時がある。

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