CDを買わなくなって(たぶん)10年
昨日、今流行りの大滝詠一さんのアルバム「ロング・バケイション」もしくは「イーチタイム」を聴こうと思い(多分持っていただろうなと思って)、CDをしまってある無印良品のポリプロピレンケースを探していた。
そしたら、大滝詠一さんは発見出来なかったんだけど、SAKEROCKの1stアルバム「ライフサイクル」が発掘できた!このアルバム、人にあげたか売ったかしたかと思っていて、もう自分の手元には無いと思いこんでいたもんだから、かなり自分内で盛り上がってしまった。星野源さんもハマケン(他のメンバーも)も若い!なんせ2000年代以降で最も聴いたアルバムだから。
そして、このライフサイクルの周りにあったCD達がほとんど買った覚えのないものばかりで、自分の記憶の曖昧さにあきれたりもした。もうそういえば随分とCDというものを買っていないし、聴いていな、と改めて思った。
多分最後にCDを買ったのが、かせきさいだぁさんの復活作「サウンドバーガープラネット」でこれが2011年の作品だから、もう10年買っていないことになる。
なんで買わなくなったんだろう?と考えてみると、結婚して子どもが出来たことが大きいのかなと思った。実家を離れ、一応CDは持ってきたもののCDプレーヤーは置いてきてしまった。なので、物理的にCDを聴ける装置が家の中には無い。安物のCDJはあったものの、使うことはなかったし。
そんなこんなで、いつの間にかiTunesでダウンロード購入をするようになっていた。といっても買ったのは数枚だけれども。そしてiPhoneのミュージックアプリを使わなくなって、これら購入したものは今どこにあるのやら状態。
2015年にCeroが「オブスキュアライド」というアルバムを発表して、これもダウンロード購入した。ライブ会場でメンバーが購入者限定でサイン会を開いてくれたのだが、iPhoneにサインをもらおうかとも思ったがやめた思い出がある。
そして、同じ年(2015年)にAppleMusicが登場して、それ以降はもうサブスクでしか聴いていない。そして今ではその生活が当たり前過ぎて、もうCDには戻れないだろうな。私の所有しているCD達は、スペースを節約するために、プラケースを捨ててソフトケースに入れているのだが、それでもメルカリに売れるのだろうか。
アーティストの皆さんはサブスクが良かったらフィジカルで購入をとも言うけれど、良いなと思っても初回限定盤が売り切れてしまっていたら、買う気は失せるんだよな。これが7インチだとさらに厳しくて、かなり稀少盤だから聴く前に手に入れなければならない。そんなの矛盾してるよ。
5G時代になったら、ストリーミングの音質もかなり良くなって、CDは増々忘れられた存在になっていくんじゃないだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?