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古いiPhoneを再利用してキッズケータイにする方法

前回のお話はこちら

昨年まで使っていた初代iPhoneSEが手元にある。前回は、これを使って子ども用ケータイにならないかと考えてみた。そして、余っている楽天モバイルのSIMを挿せば通信料0円で最強のキッズケータイになるのではないか?という仮説を立てた。今回はそれ実際に試したお話。

やったこと。
①My docomoでSIMロック解除を申し込む。
持っているのはdocomoで購入したSIMロックがかかっている端末なので、docomoのサイトでロック解除を申し込む。店頭持ち込みだと予約が必要でさらに手数料3,000円がかかるようだが、My docomoだと無料。サイトで「SIMロック解除」と検索すると手順が載っている。

②楽天モバイルでSIM交換を申し込む
昨年10月に契約して1年間(今月末まで)無料の楽天回線がある。iPhone12miniの副回線としてeSIMを使っていたが、マイ楽天モバイルのサイトでSIM交換を申し込み、物理nanoSIMを送ってもらう。交換手数料や送料は無料。なお、新規で楽天モバイルを申し込んでも契約事務手数料は無料のようだ。(自分が契約した時は3,000円だった)

③子供用のAppleIDを取得する
13歳未満の場合は、単独でAppleIDの取得は出来ないので、ファミリー共有IDという形で取得することとなる。手順は以下のサイトに↓


④iPhoneのOSをiOS14以上にアップデートする。
届いた楽天モバイルのSIMを挿しても電波を掴まなかった。調べてみると対応しているのはiOS14以降で、持っているのはiPhone13.3だったので、強制的にiOS15端末となってしまった。そしてアップデートに2時間以上かかる羽目となってしまった。。。

楽天モバイルをiPhoneで使う場合の設定はこちらに詳しく手順が載っている。

出来ること
①電話
一応楽天モバイルのSIMを挿しているので、電話番号を持っていることになる。ただ、この番号にかけるのではなく、AppleIDを使ってFaceTimeオーディオによる通話を行う。子ども用端末の連絡先アプリに両親の番号を登録さえすれば、簡単にFaceTime発信が出来る。
FaceTimeオーディオとは↓

FaceTimeオーディオはデータ通信なので、LINE電話のようなもの。音質も楽天が提供している無料通話アプリよりは良好だし、何より標準の通話アプリであたかも電話しているかのように使えるところが良い。

気になるデータ通信量だが、とあるサイトによると1分あたり1メガバイト程度とのこと。楽天モバイルは1ギガまで無料なので、単純計算で1,000分≒16時間以上は無料で通話出来ることになる。ただしFaceTimeオーディオはお互いiPhone同士じゃないと使えない。

②位置情報の共有
iPhoneのGPS機能と「探す」アプリで位置情報の共有が出来る。友達の家に遊びに行ったと言って、どこにいるか探す場合に使えるかも。

③その他できること
ファミリー共有のAppleIDによって、アプリのダウンロード制限や、端末の使用時間の制限、ペアレンタルコントロールによる有害サイトの閲覧制限、などが可能。ApplePayが使えるiPhone7以上だとお財布代わりとして使えるかもしれない。

タッチIDを搭載しているので、プライバシーも守られる。友達が触ろうとしてもパスコードを教えない限りロック解除出来ないから。

iPhoneの標準アプリだけでカメラも使えるし、天気もカレンダーも時刻もわかる。情報としては必要十分だし、いざゲームなんかをダウンロードしたくなっても親の承認制なので安心。

あとは、乱暴に扱うだろうからケースは必須かもしれない。それにしても、キッズケータイに必要な機能としては十分すぎるし、さらに無料で運用出来るので最高端末ではないか!と発見した自分を自画自賛している。

現在3大キャリアから発売されているキッズケータイは端末代の割引がなく、端末代h15,000円程度。そして通信費として月々1,000円程度のコストがかかるわけで、そう考えるとアマゾンで整備済みiPhoneを購入した方が、親子ともども幸せになれるのではないだろうか。

アマゾンでは整備済みiPhoneを結構お安く手に入れることが出来る



以上、子ども用のキッズケータイとして、古いiPhoneを再利用したお話でした。

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