
#1754 中原昌也のことば
中原中也ではない。『暴力温泉芸者』や『Hair stylistics』での音楽活動や作家、映画評論家で知られる中原昌也さんのことば。
だいたいこんなことを言っていた記憶。
「電車に乗るとジャンプやマガジン、ビッグコミックスピリッツなどの漫画雑誌を読んでるサラリーマンばかり、だから日本が駄目になるんだよ。」
確か90年代の終わりか00年代はじめ、雑誌のインタビューかコラムで語っていたことば。
当時、「失われた10年」とか言われていて、その時代背景にも符合して「確かに!」と思っていた。
(発言の真意はわからないが)皆、漫画やスポーツ新聞に時間を奪われて、大事なことができていない的な内容で受け取った。もっと雑に要約すると一億総(漫画で)白痴化。
昨日、Apple WatchにLINE VOOMから通知が来る。なぜ通知が来たのかは不明だし、LINE VOOMが何たるかもわかっていない(多分TikTokのようなものだろう)。手元に下記画像が表示される。

この画像を見て、2024年は一億総SNS白痴化が起こっているんだなと感じる。
どのSNSもユーザーの時間を奪うため、気をそらす項目を表示してくる。インスタ内に表示されるThreadsのおすすめがそうだし、Xのおすすめもそう。なんか腹立つ。
そうは言っても、たまにインスタのストーリーで時間を溶かすこともある。そして、自分にも腹立つ。
そんなこんなで、昨日読んだこの本。自分にも当てはまること多くてドキッとした。そして失われた30年もとっくに過ぎ去ってしまった。