#737 新iPadAirはMacBook Airの代わりになるか問題
3月9日にAppleイベントがあり、新製品が何点か発表された。その製品群の中の一つにiPadAirがあり、MacBook Airと同じM1チップが搭載されたことが話題となっている。
中身の頭脳が同じなら、MacBook Airの代わりになるのでは?と単純に考えてしまう。そこで、今回は「iPadAirはMacBook Airの代わりになるか?」問題について考えてみたい。
結論から言うと「代わりになる場合もあるし、ならない場合もある」だ。そんな曖昧な回答って。。。と思われるかもしれないが、こればっかりは仕方がない。要は「使い方による」わけ。
問題の範囲が広すぎたので、もう少しユーザーの範囲を狭めていく。いわゆるライトユーザー限定に考えてみたい。そうなると、答えは「代わりになる」だ。自分もこの部類に含まれるのでもうiPad Airでほぼ十分いける(はず)。
なので以下は、ライトユーザー、「いま家庭内でPCを使っているけれど、次買うのはMacにしようか新しいiPad Airにしようか」とか「大学に進学するけれどMacなのかiPadななか」と迷っている方向けに書く。
家庭内や個人で使う場合の大半の作業はネットサーフィンやメール返信などの軽いテキスト入力。そうなるとiPadは十分Macの代わりになる。このnote書き(約1000文字のテキスト)くらいなら十分いける。例えばホリエモン氏は全てiPhoneで仕事を済ませているらしいし。
加えて、エンタメ消費がメインとなってくると、これはiPadの独壇場だ。YouTubeなり、プライムビデオなりNetflixなり、Kindleなり専用のアプリがあるので使いやすい。大画面で観たければテレビに映すことも出来るし。(最近はテレビ自体がこれらのアプリを搭載しているが)ただ、エンタメ消費はMacでも出来ないことはない。
さらにiPadにはApple Pencilという強力なツールがある。別売りになってしまうが、これを使えば手書きノートを作成したり、お絵かきなんかも普通のペンのように出来てしまう。これはMacには出来ない芸当。
個人的にはApple Pencilを使わなくなってしまったけれど、これを重視するか否かによって、MacかiPadか問題はほぼ解決する。なぜなら後述するキーボードを取り付ければほぼMacと同等の事が出来るから。
iPadは基本はタッチ入力。ただトラックパッド付きのキーボードも発売されていて、これがあればほぼMac化出来る。そして、利点は簡単に取り外せること。タブレットとしても使えるしPCライクにも使えるわけ。これは、大半のライトユーザーは直感的に使えて便利と感じるだろう。
ただ、ネックなのはその価格。全てオールインワンにするならば、単体で5G通信も出来るセルラーモデルにしたいし、ストレージもMac並に256ギガにしたい、そしてペンもキーボードもとオプションを追加するとあっというまに15万円コースになってしまう。
自分のようにライトな使い方で、ペンもいらない、最小ストレージ(64ギガ)のWi-Fiモデル+キーボードだとしても11万円コース!。ほぼMacBook Airの新品と同じ価格。。。
それならば、画面サイズも大きい13インチのM1 MacBook Airを購入したほうが断然コスパが高い(整備済み品で10万円弱)。
こちらは2022秋まで新モデルも発表されないようだし、今買っても十分使える。
余談だが、ビデオ会議のカメラはiPadの方が良い。センターフレームという人物追従機能もあるし、ここはMacの欠点。ただし、オンライン授業で使うとなるとMacBook Airのほうが便利かも。何故なら、マルチタスクが出来るので、授業を受けながらタイピングが出来るから。これは会議でも同じ。
というわけで、iPadAirはMacの代わりになるけど、コスパ重視ならばMacBook Airが良いかもというお話でした。
個人的な理想はMacBook Airにセルラーモデルがあれば、どこでも使えて最強なんだけれども、、、まあ外で使う場合はiPhoneのテザリングで。