#1751 消せないMacのシステムデータ、まるで継ぎ足しされた秘伝のタレのよう
古いM1から新しいM3 のMacBookAirへ移行アシスタントを使って設定やらデータを移行する。ところが、うまく移行できないものがあり、ちょっと困っていた。
加えて、なんだか電池の減りも早い気がする。古いシステムデータやら不要なアプリやらが裏で動いていて、悪さをしているのか?
考えてみると、これらのシステムデータやらアプリは2011年に購入した11インチのMacBookAirから継ぎ足されながら代々引き継いできたものなのだった。この、秘伝のタレのように継ぎ足してつかっている古いデータ。リアルなタレは熟成されマイルドになるが、機械的には不具合をおこすようだ。
なんせシステムデータだけで100ギガ近くもある。どれを消して良いのかもわからないので「Clean My Mac」で消去を試みるが「システムデータは消せません」と言う。
もう、埒が明かないので初期化しようと心に決める。様々な書類、写真、その他データはもう全てクラウドに預けてあるので特に失うものは無い。
Macの初期化については苦手意識がある。というのも、以前使っていた12インチMacBookを売却した際「データが残っていますよ」と売却先から突っ込まれたことがあるから。
ただ、Mシリーズ以降のMacは「すべてのコンテンツの設定を消去」とiPhoneライクにいけるらしいので思い切って「ポチッとな」と押してみる。
何度か「ジャーン」と再起動され、Activate 〜みたいな英語の画面が表示される。その時、一旦Wi-Fiに繋ぎ、もう一回再起動すると「こんにちは」の見慣れた画面が。
こっちは「はじめまして」ではないけれど、もうこいつの中身は今までのMacではない。
なにより嬉しいのはシステムデータが10分の1に減ったこと。これで移行されなかったGoogle日本語入力などもちゃんと動くはず。
結論:Macは移行アシスタントを使って設定を引き継ぐよりも、新しいMacとしてチマチマ設定し直すほうが精神衛生上よい。
(ということは、iPhone・iPadも移行アシスタント使わない方がストレージの節約になり、キビキビ動くのかもしれない。)