新刊の紹介‼︎宇山卓栄さん監修『民族でわかる紛争史』
宇山卓栄さん監修『民族でわかる紛争史』が2024年10月21日(月)に発売されました。
弟の杜出版代表の青木康が編集・執筆協力をしました。
ロシア・ウクライナ戦争やイスラエルとイラン、パレスチナの対立など世界中で紛争が起きています。
もし、台湾有事が起きた場合、日本にも影響が及びます。
紛争や内戦は、表面的には政治的対立や経済的な格差などが原因とされていますが、その根底には民族があります。
本書では、冷戦以降の紛争を民族の視点から解説しています。
ロシア•ウクライナ戦争でハルキウ州、ルハンシク州、ドネツク州、ルハンシク州、ドネツク州、ザポリージャ州などのウクライナ東部をめぐる攻防が行われています。
この地域はかつてコサックがロシア人の侵入を防いできたエリアです。
コサックが勢力範囲にしていたウクライナ東部は、ウクライナ人にとって歴史的な聖域です。
民族の誇りにかけてもロシアに奪われることはあってはならない地です。
ロシアによるウクライナ侵攻は、東部に多く住むロシア系住民の保護が名目になっています。
ウクライナ国民の77.8%がウクライナ人で、ロシア人は17.8%です。
しかし、ロシア人の多くが東部に集中し、ドネツク州やクリミア半島では住民の80%以上がロシア系住民です。
本書を読んで、民族に遺伝子が引き継がれているだけでなく、歴史が民族の血や肉になっていると思いました。
【民族でわかる紛争史】
宇山卓栄 監修
○出版社 宝島社
○発売日 2024年10月21日
○TJMOOK 96ページ
いいなと思ったら応援しよう!
記事を読んで参考になった方は御支援やSNSでシェアして頂ければ幸いです。
これからも有益な記事を提供していきます。