新刊の紹介‼︎久坂部 羊さん監修『上手な老い方』
TJMOOKより久坂部 羊さん監修『上手な老い方』が2024年4月23日(火)に発売されました。
医師で作家の久坂部 羊さんは『廃用身』で作家デビューをし、『悪医』で第3回日本医療小説大賞を受賞しました。
弟の杜出版代表の青木康が編集と執筆協力をしました。
仏教では逃げられない四つの苦しみとして生、老、病、死があります。
多くの人にとって老いは避けたいものかもしれません。
しかし、本書では老いることは怖いものではないことを語っています。
人は未知なるものを恐れるものですが、老いを知って予習してしまえば恐れは和らぐと思います。
歳を取っても実は知能は低下しないそうです。
情報処理能力や記憶力は18歳頃、名前を覚える記憶力は22歳頃がピークになります。
しかし、顔の認識力は32歳頃、感情の認識力は48歳頃、理解力は50歳頃がピークであるそうです。
さらに語彙力は67歳頃がピークであるそうです。
認知症はなりたくない病気の第一位ですが自らのアイデンティティが喪失することの恐怖があるからでもあります。
しかし、それは健常な状態だからこその見方ともいえます。
認知症がほかの病気と大きく異なるのは、病気になったあとに病気であることを認識できない点です。
家族にとっては大変なことですが、本人にとっては不幸な状態ではないということになります。
本書を読んでこれから必ず訪れる老いを受け入れていこうと思いました。
【上手な老い方】
久坂部 羊監修
○出版社 宝島社
○発売日 2024年年4月23日
○TJMOOK 96ページ
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