【映画レビュー】「ズーランダー」(2001年 アメリカ) 〜純度100%のおバカたちによるルールのない大運動会〜
【はじめに】
いきなりですが、映画レビューを始めさせていただきます。
映画鑑賞が趣味なのと、サブスクやレンタルビデオ店などを利用する際に参考にして頂ければ幸いです。
なお、映画の感想内容については、あくまで一個人の感想としてご理解をお願いします。
【タイトル】
「ズーランダー」(2001 アメリカ 89分)
監督・脚本・主演 ベン・スティラー
脚本 ドレイク・セイザー、ジョン・ハンバーグ
出演 オーウェン・ウィルソン、クリスティン・テイラー
【あらすじ】
ある悪の秘密結社(?)が、アメリカのファッションショーを観にやって来るマレーシア首相暗殺を計画。
その計画内容とは、まず、ショーに参加するファッションモデルの一人を洗脳して暗殺者へと変える。
そして、ショーの当日。暗殺者と化したモデルをコントロールし、ショーの最中に首相を殺害させるという計画だった。
この暗殺計画を指揮する秘密結社のメンバーであり、ファッションデザイナーでもあるムガトゥは、この計画に最適な一人のファッションモデルを見つけ出す。
男性ファッションモデルのトップスターであり、尋常ではないレベルのおバカである主人公、デレク・ズーランダー。
長年トップモデルとして君臨し続けていたが、その年のトップモデルを決めるモデル・オブ・イヤーでライバルのハンセルに敗北。トップの座を奪われてしまう。
落ち込むデレク。そんな彼に、友人達が言う。
「そんな時(落ち込んでいる時)は……オレンジ・モカ・フラペチーノだ!!」
気を取り直したデレクは、友人達とドライブへと出かける。
途中、ガソリンスタンドに寄ると、そこで思わぬ悲劇が……。
ファッションモデル界を舞台に、純度100%のおバカ達が繰り広げる壮大なコメディ。
【感想】
もはや、どこから説明したらいいのかわからない、おバカ達による、おバカ達のための無差別級おバカ達によるおバカ大運動会のようなおバカな映画です、はい……。
だけど、私は、こういう映画が大好きだ!!
まず、冒頭のガソリンスタンドでのシーンで、視聴者の想像を超える出来事が起き、もうそこからは予測不可能な展開が続きます。
実家に帰ったら、父親からも見捨てられるデレク!
再起するも暗殺者に仕立てられるデレク!!
あのデヴィッド・ボウイが見守る中、宿命のライバル・ハンセルと命がけのファッションバトルをするデレク!!!
暗殺計画を知り、その計画書が保存されたパソコンを見つけるも、パソコンの使い方がわからないのでピンチに陥るデレク!!!!
そして、運命のファッションショーの日!
洗脳されたままのデレクは首相を暗殺してしまうのか!!?
もはや、次になにが起きるかわからない!この映画、とにかくノンストップで超特急おバカ展開が続きます!!
特に、宿命のライバル・ハンセルとのファッションバトルは「北斗の拳」のケンシロウVSラオウ、「ドラゴンボール※」の悟空VSフリーザ、「ジョジョの奇妙な冒険 第三部」の承太郎対DIOを彷彿とさせる激しく壮絶なバトルとなっています。
こんなに手に汗を握るバトルは、たぶん、あまりありません!
とにかく、この映画は頭を空っぽにして楽しめ、突き抜けた勢いで腹の底から笑えるコメディ映画でオススメです。
ちなみにデビッド・ボウイだけでなく、さりげなくカメオ出演しているゲストたちがかなり豪華。
あのト○ンプ氏も出演しています。昔からあの髪形かよ。
ちょっとした「ウォーリーを探せ」状態になっていますので、そういった見方もするのもオススメ。
※「ドラゴンボール」の作者である漫画家、鳥山明先生が2024年3月1日に永眠されました。
この場をお借りして、ご冥福をお祈りします。
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