【映画レビュー】「Mr.タスク」(2014年 アメリカ)〜Mr.セイウチッッッ!!!私と戦えッッッ!!今すぐにだッッッ!!!〜
【タイトル】
「Mr.タスク」(2014年 アメリカ 102分)
監督、脚本 ケヴィン・スミス
出演 マイケル・パークス、 ジャスティン・ロング、ハーレイ・ジョエル・オスメント
※本作には暴力、グロテスクな描写が含まれています。
【あらすじ】
元・船乗りの老人が居た。
老人は若い頃、乗っていた船が氷山にぶつかり、船が大破。極寒の地で遭難してしまう。
そんな時、老人を助けてくれたのは、なんとセイウチだった。
セイウチのおかげで老人は極寒を耐え凌ぎ、無事、生還を果たす。
そんな奇跡のような経験をした老人の元へ、取材に行った主人公。
しかし、その老人は命の恩人……いや、命の恩獣(?)であるセイウチへの気持ちが変な方向にいき、かなりのセイウチ××××(放送禁止用語)になっていた。
そして、老人はなんと主人公を睡眠薬で眠らされて『怪奇!セイウチ人間!!』に改造手術してしまう!!
文字通り、セイウチのような身体になってしまった主人公。もはや、人の形はしておりません。
そんな主人公の前に、セイウチの着ぐるみを着た老人が現れ、こう言う。
「私と戦え、ミスター・セイウチ」
……。
わけがわからないよ。
衝撃のセイウチホラー!!
【感想】
えー、この映画……。なんと言いますか、その……うん(苦笑い)
この××××(放送禁止用語)老人が人間をセイウチに改造するだけの話なら、ジャンルとしてはサイコホラーなんですが、この老人、何故かセイウチスーツを着て、
「私と戦え」
……と、グラップラー刃牙の登場人物みたいなことを言い出すので、意味が分からないのにも程がある……。
あまりにもシュールすぎて、ここまで来ると、逆に褒めたくなる映画だった……。
ですが、エンドロールでのスタッフの内輪トークが余計。
制作側が映像内で、自分たちの作った作品にセルフツッコミを入れるのは非常に冷めます。
悪ノリで作ったのなら、最後まで悪ノリで通すべき。
真面目にやるなら真面目にやる。
ふざけるなら、徹底してふざける。
メガネをかけている時は真面目ぶる(?)
映画とはそういう娯楽だと、私は思います
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