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ドラゴンそっちゃん、桜木先生の教えに習って。

最近の僕はどうもソワソワして仕方ない…

それはなぜか?って…???

僕は今月末に『全国発育臨床試験』
受けることになったんだ。

ただの臨床試験ではない。
僕と同じ月齢の全国の子どもたちが受け、
おしゃべりをどこまで理解しているのか?
何がどこまでできるのか?発達のテストだ。

テストである以上…
点数がつけられ、
そして全国での順位がつくのだ。

つまり…
あかちゃん界の『全国模試試験』みたいなものだ。

僕は1歳にして『全国模試』に挑戦する!!!


万が一、点数が低い場合は、
なんやらのお教室に通うことになるのだろう。
要は『補習』というやつだ。


まぁ…認めたくはないが、
今の段階で僕は…
同じ月齢の子よりすこし発達が遅いに
当てはまるということだ。

残念だ…。

でも、それが
そもそもこの試験を受ける発端だからな。


6月に最終回を迎えたドラマ、
ドラゴン桜の桜木先生によると…

『自分を知る』と言うことが大前提にある。

『発達が遅い』と言う受け入れ難い事実を、
僕が認識をし受け入れることからstartだ。

そして
僕の現在地を確認しよう。


おしゃべりは…
『でんしゃ』
『パパ』をかろうじて言えるくらいか。

もはや、おしゃべりは致命的だ。
今から頑張るには時間が足りない。
ここは潔く諦めるしかない!

次におしゃべり理解度はどうか?!!
『バイバイ』はできる。
『いただきます、ごちそうさま』も、
手をパチンを合わすことはできる。

『こんにちは』
 →ちょっと屈伸ポーズだ。
『ありがとう』
 →これまぁまぁ屈伸ポーズだ。
『おめでとう』
 →手をパチパチ。
『おやすみなさい』
 →階段へ行く


ううん?
挨拶程度はわりとイケるんじゃないか?!!


もちろん『どうぞ』も出来るしな。
『美味しい』のポーズも出来る。
『お風呂』と言われたら服を脱ごうとする。



もしかしたら…
ここで点数を稼げるのかもしれないなぁ。

頷きはできないけど、
イヤなことは首を振れるしなぁ。
ゴミ箱にゴミをポイすることも出来るんだ。

積み木はうまく積めなくても、
ご飯粒は摘むことは出来るぞ。

僕はご飯を食べた後、
お茶碗を確認して、
ご飯を一粒も残さないように食べるんだ。

とにかくだ‼︎
今は僕の立ち位置から計算して
最速で確実に点数を取れる
戦略を立てるしかないんだ。


僕が得意なことかなぁ…

ニコニコ愛想をふりまくこと?
いつも保育園の先生達にも
褒めてもらえるからな。

いや、ダメだ。
ニコニコしているだけじゃ〜
点数は加算されない。

プロレス技は…
僕の得意分野にならないか?

ダイブしてパパのお腹にドーン!
両足をあげて勢いよくパパのお顔にたたきつける!
必殺!!カカト落とし!!
パパは即ノックアウトだ。
それはパパの差し歯が取れる破壊力だ。

いやいや、これは…いかんよ。
ダメだ、ダメだ…
凶暴性があると判断される恐れがある。


お歌は好きだ。
音楽を聴くと僕はダンスができる。

『ダンス!ダンス!!』
僕は足踏みをして、
音楽に合わせて手を叩いたり、
頭をポンポンしたり…

最近は、
『いとまきのうた』が得意だ。

いーとーマキマキ
両手を胸でクルクルまわして
糸は巻ける。

ひーて、ひーて、
ここはまだよくわからない。

トントントン
お腹をポンポンポンだ。

ドラゴン桜の桜木先生は、
『完璧を目指さなくてもいい
 6割できればいいと思えばいい』

と、言ってたからな。

と言うことは…だよ?
僕はこれでちょうど良いんじゃないか?

あ、そうか?!!
出来ないことを考えるより…
出来ることで自信をつければいいんだ。


あとは当日まではリラックスして平常心だ。
『いつものルーティン』が鍵を握る。

周りを気にせず自己集中!
全集中の呼吸だな。

搾取される側の人間にはなりたくない。
不満ばかりの人生を送りたくはない。
だから僕は勉強する!

この『臨床試験』は、
パパやママ、誰かに認めてもらいたくて
受けるのではない。

自分のための挑戦なんだ。


今、きっとこの瞬間が
僕の未来をつくるんだ!!!


あぁ〜〜…
それにしても…
『いーとーマキマキ』で
100点もらえないものかなぁ〜(笑)



最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

そっちゃんでした。





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