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●怒りやすい人は

怒りやすい人は、荒魂を制御する「恥じる」という意識が無い為に、苛立ちの感情が抑えられず怒りに転じて怒りの感情を表に出す事になります。
本能のまま怒りの感情を出す事は、動物と同じ行為なのでとても恥ずかしい行為であると強く認識して、自らの感情のまま流されるのでなく、自らの感情をコントロールする事が智慧のある人間としてとても大切な事なのです。

また、自身の怒りまでの心の動きには幾つかの段階があります。

第1
怒りが出た後、暫くして心が冷静になり自身の怒りの感情に気が付く。

第2
怒りが出た時、直ぐに怒りの感情に気付き「いけない」と直ぐに気が付く。

第3
物事が起こった時、怒りは出ずに無心でいられるようになる。

怒りは無意識で一瞬の本能的な感情の現れでありますので、怒りの感情を露わに出すのではなく、 冷静に「どうして・何故だろうか?」と思考すると感情が冷静になる時間が一瞬できます。
これをクセ付ける事で次第に心の思考にゆとりが出来るので、冷静に聞き対応が出来るようになってきます。
このように心にゆとりがあり冷静な判断が出来るようになると、不意の出来事の時でも、とっさに的確な判断や対応も出来るようになってきます。

自身の感情が動いた時に、自らの心を細かく自己分析してその都度改めて行く事が大切なのです。

自らの心に目を向け、心の動きを意識しているからこそ自らの心のコントロールの難しさが感じられるようになります。
その難しさを感じる事が、浄心に取り組んでいる状態なのです。
本田親徳翁は「鎮魂は浄心を本とす」と言われています。
自らの心を改めるのは自らのみしか出来ません、自らが正しいと正当化し変えようと思わなければ絶対に変わる事はありません。
自らを客観的に捉え、自らの過ちを素直に認め、自らに厳しく律して行く事なのです。

厳瑞


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