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フツーの会社員がカウンセリング技術を学ぶ意義とは?

産業カウンセラー資格試験がひと段落し、ほっと一息ついているタカシマです。

前回の自己紹介noteの中で「カウンセリングすごい!なので勉強してます!」と書いたところ、「そもそもカウンセリングの何がすごいの?」という質問をもらったので、改めて自分なりに言語化しておきたいと思います。個人的には、会社員こそ学ぶべきスキルである!と考えています。

(注)ちなみにタカシマは人事部でもなんでもなくただの営業マンなので会社でのミッションにおける期待値としては無縁の資格勉強だったのですが、結果的には勉強してたくさんの有効な気付きを得られました。とはいえ、これはあくまで個人的な見解ですので、ひとつの参考としてご覧いただければ幸いです。

<前回の自己紹介note>

1.カウンセリングはすごいのだ

もしかすると単語のイメージから、ややネガティブな印象を持ってる方もいるかもしれませんが、アメリカ心理学会によると以下のような定義となっています。

カウンセリング心理学者は、個人が一生涯にわたる発達的過程を通して効果的に機能するのを援助することを目的とする。そして、その援助活動の実践にあたり、成長と適応という個人の積極的側面に特に強調点を置き、かつ、発達的見地に立つ。具体的な援助活動の内容は、人々が個人生活および社会生活に必要な技術を身につけたりそれを改善したりすること、この変動する社会に適応する力、環境的変化に対処する力や態度を向上させること、さまざまな問題解決能力や意思決定能力を発達させること等をめざす。
(アメリカ心理学会、1981)

要約すると「カウンセリングでみなさんのポジティブな側面を見つけて伸ばしていきましょ~!」という感じですかね。意外にもめちゃくちゃ前向きな印象じゃないですか?

また、カール・ロジャーズ(カウンセリング流派のひとつである「来談者中心療法」を考えたとっても偉大なお方)曰く、生命体には自らをよりよく実現していこうとする潜在的な力「実現傾向」というものが誰にでも備わっており、適切な環境において生命体はこの傾向に従って成長していく、そしてこの実現傾向はカウンセリングによって促進される、とされています。

つまり、一歩でも前に進みたい人こそカウンセリングの力に頼ってみることで何か新たな展望が見えてくるかもしれません。誰しも「実現傾向」があるのできっと大丈夫(なはず)!

2.VUCA(ブーカ)の時代で大変なのだ

「VUCA」とは、Volatility(変動)、Uncertainty(不確実)、Complexity(複雑)、Ambiguity(曖昧)の頭文字をつなぎ合わせた造語で、これら四つの要因により、現在の社会経済環境がきわめて予測困難な状況に直面しているという時代認識を表す言葉。

そうなんです、ブーカなんですよVUCA快獣ブースカではない)。なんとなく将来が予測できたこれまでの時代と大きく環境が変わり、特にビジネス面では予測不能な、先が見えない時代になってきました。そのため、大企業でも昔の勝ちパターンやセオリーが通じず、苦しんでいるというのはご存知の通りかと思います。

つまり、会社員でも上司やお客様の言うことをそのまま聞いてるだけではうまくいかないことが増え、自分で考え続けて答えを見つけることがより重要となる、とても難しい時代になったということです。そんな難しい時代なので、ストレスによる不調を訴える人が急増しているのかもしれませんね。

※動画内で紹介している「アサーション(自己の意見や感情を社会的に認められる形で表出するために必要な主張行動)」もカウンセリングを学ぶ中で登場する対人コミュニケーションスキルのひとつです。

セルフケア(ご自愛)が大切であるのは言わずもがなですが、これまでの常識にとらわれず、自身の強みを活かしてVUCAを楽しんでやるぜ!くらいの生き方がハマってくる時代なのかもしれません。カウンセリングによってあなたの本当に過ごしたい人生が見えてくる可能性も・・・!

3.管理職やリーダーは特に大変なのだ

以下のとくさんのツイートやnoteは会社員にはとても参考になります。

管理職やリーダーがチームメンバーに対し「カウンセリング的な関わり方ができているか」というのは非常に重要な観点だと思います。一方で勉強せずに身に着けられるスキルではないですし、現状は出世のために必要なスキルという見方もほとんどされないことから「優秀で多忙な管理職やリーダーは特に身につけられていないまま今のポジションとなっている」というのが多くの会社での現実のように感じます。

そんな忙しい管理職やリーダーのみなさんに向けてはコーチングというアプローチも有効かと思います(まさにタイムリーな以下の櫻本さんのnoteはめっちゃいいのでぜひ読んでいただきたい・・・!)。

企業が人を採用することは難しくなる。いろいろな価値観や働き方をする人材を巻き込まなければならなくなる。単純作業は人工知能が担う一方、人には複雑で変化し続ける社会課題を解決するための創造性を求められるようになります。
そんな時代にリーダーが持つべきは「育てる力」だとわたしたちは考えます。多様なメンバーがチャレンジできる環境をつくり、一人一人の個性を捉えて可能性を引き出す力。それを持ったリーダーや企業だけが、選ばれるようになる。生き残るようになる。
「関わりを通じて変化を支援し、育てる力」は、これまでカウンセラーやコーチの専門性でもありました。けれどわたしたちは、そんな「育てる力」をカウンセラーやコーチの専売特許でなく、経営者や管理職などのビジネスリーダー、投資家や弁護士・教師などの支援者、親やパートナーを含む身近な人、つまりすべての人にとっての「当たり前」にしていきたい。

いや~いいこと言わはるわぁ・・・ほんまそれやで・・・!(突然の京都弁)

まとめ

改めて、カウンセリング(やコーチング)技術を学ぶ意義をざっくり申し上げると、①自分自身を大切にし成長できること②チームメンバーの可能性をスムーズに引き出すこと、なのではないかと考えています。

これを読んで少しでも興味を持った方、ぜひカウンセリングやコーチングを受けたり勉強してみたりしてみてください!人生変わるかもしれませんよ・・・!?

最終的にcotreeの宣伝だらけになってしまった・・・(まあいっかアンバサダーだし)。

Shinya Takashima
Twitter:TAKAC0124

※ちなみにタカシマが勉強していたのはコチラの「産業カウンセラー」資格。心理+産業関連(企業に関する法律とか色々)の知識が幅広く学べます。会社員でもバンドマンでも、土日中心のスクーリングだけで実戦ベースの傾聴スキルが学べるので、とても良い経験になりました。



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Shinya Takashima
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