Day1 【#1 小樽の観光客数】
こんにちは。
小樽のカレーボーイ、神門崇晶(かんどたかあき)です。
普段は大学で商学の勉強をしながら
大学構内でカレー屋の経営をしていたり
小樽のYouTuberになったり色々やってます。
僕のことを詳しく知りたい方は、コチラから
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▲このnoteはどんな内容?▼
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このnoteは
YouTubeチャンネル「小樽再興戦略室」で、挙げられたトピックをテキストでまとめ直して、YouTubeでは纏めきれなかった情報を追加して、補充していく内容になっています。
グラフや表を用いて分かりやすくまとめているので、ぜひ、ご覧ください。 小樽の内情に興味のある方はぜひ。
小樽最高戦略室については
記事の一番最後で簡単に説明しています。
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▲Part1 小樽の観光客▼
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さて、本題に移ります。
小樽は、2008年に「小樽観光都市宣言」を出しており 小樽=観光都市、というイメージがあります。
その中身をこれから見ていきましょう。
下の動画を見てから、この記事を読む方がいいかもです。
お時間のない方は、記事だけでも。
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▲観光入込客数▼
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まず年間の小樽の観光客数から見ていきます。
2018年には781万人の観光客が小樽に来られました。小樽市の人口は約11万人なので約71倍の観光客が来ていることになります。以下のグラフをご覧下さい。
1999年の982万人が、過去最高となっています。これの要因は、マイカル小樽(現ウイングベイ小樽) が出来た初年度、ということが大きく関係していると思われます。
この観光入込客数の推移について、Facebook上でこのようなご指摘をいただきましたので、紹介させていただきます。
ご指摘頂きありがとうございます。初めて聞いた情報もありました。
動画についてご指摘くださる際は、ぜひ、YouTubeのコメント欄にもお寄せくださると嬉しいです。
ちなみに。。。
観光客と、観光入込客の違いは海水浴客を含まないか含むか、の違いです。
銭函では、素晴らしいオーシャンビューを堪能できます。
札幌からなら片道440円なので、ぜひ。
6月のサンセットは格別です。
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▲観光入込客の内訳▼
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次に
観光入込客の内訳を見ていきます。
このグラフから分かるように、小樽の観光客の約70%は道外客です。
つまり、このコロナ禍での小樽が観光業で受ける経済的ダメージは、想像以上に大きい、ということが言えると思います。
次に
この内訳を詳しく見ていきましょう。
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▲道内客▼
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グラフを見てみましょう。
道内客は2018年には全体で225万人、小樽に来ました。 そのうち60%を札幌が占めています。
225万人の60%なので約135万人の観光客が札幌から来た計算になります。
小樽にはじめに戻ってくる観光客は
札幌から来られるのがほとんどでしょう。
観光客が小樽に来る場合の利用交通手段のデータもあります。
ここで、懸念されるべき問題点が二つあります。
1点目が、路上駐車が増えるのではないか、という点です。
利用交通手段のグラフから分かるように、道内客は自家用車を使うのが約55%です。
この中でも特に、札幌市から来る観光客はほとんどが自家用車です。
(JRの札幌-小樽間は、片道750円です。
2019年に640円から値上げされました。北海道の交通インフラはヤバいです、、、)
2点目が、宿泊客数への増加に繋がらない、という点です。 札幌から小樽に行く観光客で、小樽にそのまま宿泊する観光客はほとんどゼロに等しいでしょう。
宿泊客については次回のnoteで詳しくご紹介します。Youtubeであれば、既に紹介済みなので、気になる方はご覧ください。
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▲道外客▼
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グラフを見てみましょう。
道外観光客は、全体で428万人です。
そのうち関東地方は30.8パーセントを占めており、年間133万人が訪れています。
しかし、今年はコロナショックにより道外観光客数は大幅に減少することは確実です。また、6月末には小樽でクラスターが発生し、7月も絶望的です。
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▲外国人▼
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グラフを見てみましょう。
特に中国、韓国、台湾からの観光客の割合が大きいです。
この外国人観光客の90%がアジアから来ている、というのはリスクを抱えています。
その最たる例が昨年(2019)の韓国人観光客の急激な減少です。
日本全体で見た数字ですが、2020年1月17日の日本経済新聞で、このように報じられています。
「日韓関係の冷え込みを背景に、韓国からの訪日客数が18年に比べて25.9パーセント減の558万4600人と大幅に減少した」
このように偏った地域からの観光客に依存していると、「リスク分散」が出来ません。観光は常にリスクと隣り合わせです。
以下は,、来日観光客数の居住地別内訳です。
2019年には、3188万人もの外国人観光客が来日しました。
小樽の居住地別内訳はこれと極めて似ています。
小樽のみでなく国全体として、欧州や北米からの観光客を増やしていく必要があります。
これはリスク分散からの観点でも有効ですし、一番はPart3「小樽の観光のお金事情」に深く関係してきます。ここまで読んで動画をご覧になりたい方はこちらから。
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▲最後に▼
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さて、いかがだったでしょうか。
小樽の観光の現状はこんな感じです。
ぜひ、Youtubeのチャンネル登録をしていただき
毎月金曜日に配信される動画を見て下さると幸いです。
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▲「小樽再興戦略室」って?▼
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このYouTubeチャンネルは
僕が経営するカレーパンドラ小樽商大店の
オーナーと2人で立ち上げたYouTubeチャンネルです。
動画の内容は
① 現状把握
データなどで見える事実から現状を知る。
② 課題提起
現状を知ることで、小樽の課題を提起する。
③ 戦略立案
「小樽を再興させる」ための戦略を立案する。
という流れを軸に
動画を見てくださっている視聴者の方々と一緒に、小樽を再興させるための戦略を立案していく、という内容です。
ゲストの方にも来ていただき小樽のことを深堀していきます。
「なぜこのようなチャンネルを立ち上げたのか」 については、またの機会に投稿します。(たぶん)
それでは、したっけ!
サポートお待ちしております!(笑) いただきましたサポートは、次の記事を書くための本や資料などに遣わせていただきます。